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滋賀の紅葉の王道へ
こんにちは、地球の歩き方WEB滋賀特派員のフナズシマルです。
11月に入り、私の自宅のある草津市でも朝晩は冷え込んできました。そうなるといよいよ紅葉シーズンですね。
ということで、現在の滋賀の紅葉状況をお伝えしたいと思います。
滋賀にもいくつか有名な紅葉スポットがありますが、地球の歩き方ではこれまでマニアックなスポットばかりを取り上げてきました。でも今回は王道で攻めてみます。
今回訪れたのは湖東三山・百済寺。
苔むした表参道 撮影:Funazushi-maru
本坊エリア 撮影:Funazushi-maru
季節的に普段なら大型バスが押し寄せ多くの観光客でにぎわっているのですが、雨だったこともあるのか、9時30分という時間が早かったのか、ほとんど誰もいません。
木々の色づきはまだ紅葉が始まったばかりという感じでしょうか……?
そんな珍しく人のまばらな百済寺に入っていきましょう。こんなチャンスは滅多にない!
本坊エリア
本坊庭園に入っていくと……
色づき始めた本坊庭園へ 撮影:Funazushi-maru
本坊喜見院より本坊庭園を観る 撮影:Funazushi-maru
まだ緑の割合が多いものの、この時期らしいカラフルな庭園が姿を現しました。
真っ赤な景色もきれいですが、差し色的に入る赤もきれいですね。
遠望台からの眺め 撮影:Funazushi-maru
庭園の上は「遠望台」があり、本坊エリアを上から眺められるだけでなく、その奥には遠く琵琶湖まで見渡せます。この日はあいにくの雨で真っ白でしたが……。
仁王門・本堂エリア
参道から仁王門を見上げる 撮影:Funazushi-maru
順路に沿って進むと、仁王門が現れます。
このあたり、お城のような石垣が多く見られます。実際にこの百済寺はお城にもなっていたようですよ。
仁王門には百済寺のシンボル、大きな草鞋がかけられており見所のひとつになっています。
元は仁王様の草鞋として50cm程度のものだったのですが、足の健康を祈る人々の願いとともに大きくなって、いまでは3mの巨大な草鞋が門の両側にかけられています。
百済寺 本堂 撮影:Funazushi-maru
鐘楼と千年菩提樹 撮影:Funazushi-maru
仁王門を過ぎると木々の間から本堂が浮かび上がりました。
本堂裏の「千年菩提樹」は、信長の焼き討ちにも耐え1000年間この場所から百済寺の移ろいを見続けています。
百済寺グルメ
かつて百済寺が「東洋一の寺院」「地上の天国」と称されていた頃、この場所で清酒の起源である僧坊酒が作られていました。
長らく途絶えていたのですが、2017年に復活プロジェクトが始まり、再び作られるようになりました。
いつもの花より団子。
駐車場前のおみやげ屋さんはこの時期は松茸の香りに包まれていました。思わず松茸ご飯(600円)と味噌田楽(200円)を購入。
松茸がたっぷり入っていました。
蓬餅(400円)も毎朝手作りされて、こちらで販売されています。
2020年の滋賀は若干紅葉の進みが早いような感じがします。寒さが増せば一気に真っ赤な世界に変わるかも。
さあ、滋賀の秋を見つけにきてください。
【釈迦山 百済寺】
・住所: 滋賀県東近江市百済寺町323
・電話: 0749-46-1036
・営業: 8:00~17:00
・拝観料: 大人 600円
・アクセス: (公共交通)近江鉄道八日市駅からバスで約30分/(車)名神八日市ICから車で約12分
・駐車場: 220台