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2020年のサンクスギビングデーは自宅で、メイシーズのパレードを
2020年のサンクスギビングデーは、当家は主人とふたりでのんびりゆっくり。テレビでメイシーズ(デパート)のパレードを見ました。今年は寂しいものになるのではと思っていましたが、個人的には2020年のパレードは感動するものが多かったです。ニューヨークシティバレエのバレリーナによるくるみ割り人形やパティ・ラベルのクリスマスソング、デジタルを利用したコーラスツリーなど、いずれも満足のいくものでした。また、癌を公表したNBCのアンカーのアルおじさん(AL Roker)を久しぶりに見られたのもうれしくて。思えば、マット・ロウアー(Matt Lauer)のセクハラ事件から、NBCを見るのは、サンクスギビングとツリーの点灯式くらいになってしまいました。
年末に向けて、マンハッタン・ヘラルドスクエアのメイシーズにかかる"Believe"の文字は、「今年もいろいろあったけどまだ頑張ろう」と感じさせる大好きな言葉です。特に2020年は、"Believe"の文字をまだ実際に自分の目で見ていないのだと思うと、涙が出そうになりました。コロナ禍以前は、毎日マンハッタン・ヘラルドスクエアのメイシーズ近辺に通っていたからです。
サンクスギビング連休は、米国内空港利用者がコロナ禍(3月中旬)以降最高記録に
2020年のサンクスギビングは感染拡大を防ぐため、最低限小規模の集まりで、旅行を控えることが推奨されました。
ただしアメリカ人は自粛の我慢の限度が切れたのか、運輸保安庁によると、過去1週間は毎日80万~100万人がアメリカ国内の空港を利用、利用者数は3月中旬以降で最高を記録したといわれます。
国立アレルギー感染症研究所の所長であるアンソニー・ファウチ博士は、この先数週間で新規感染が急増すると警告しています。
■参照記事
Fauci: US may see 'surge upon surge' of virus in weeks ahead ー November 29, 2020 GMT AP News
サンクスギビングのごちそうはターキー(七面鳥)だけど
サンクスギビング・ディナーといえば、ターキー(七面鳥)ですが、当家はふたり家族ですし、ふたりともターキーは苦手。アメリカ人にはおなじみのターキーですが、日本人は苦手とする人が多いです。パサパサして、旨味にかける気がするんですよね。ターキー・ディナーには過去に数回お呼ばれしたことがありますが、正直おいしさを理解できてないのです(呼んでくださった方すみません)。
なので、当家はターキーではなく、違うものをいただきました。
クオモNY州知事から来たメール
サンクスギビング当日、クオモNY州知事からメール(メーリングリスト)がきていました。一部を意訳で抜粋します。
前代未聞の危機状況に向かい合い、ひとつの共同体となって立ち向かった、一人ひとりそしてすべてのニューヨーカーに私は感謝しています。それは、政府だけではなし得なかった、あなたたち一人ひとりが行ったことでした。
今日は、いままでと同じサンクスギビングではありません。これまでのように、最も愛する人たちと一緒に祝うことが困難になったからです。
2020年11月26日サンクスギビングデー当日にクオモNY州知事から届いたメール(メーリングリスト)より抜粋 意訳:青山沙羅
I am thankful for each and every New Yorker who stepped up as one community to meet this unprecedented crisis. It was never only about what government did — it was about what each of you did.
Today is not a normal Thanksgiving. It is hard that we cannot celebrate as we usually do with all the ones we love most.
Governor Andrew M. Cuomo
All Photos by Sara Aoyama