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延暦寺夜間特別拝観バスツアー(1)坂本ケーブル編

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2020年12月7日
公開日
2020年12月7日
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こんにちは、滋賀特派員・フナズシマルです。

先日、びわ湖大津観光協会様主催の「延暦寺夜間特別拝観バスツアー」に参加してきましたので、その様子を3回にわたってお届けします。

このツアーは、普段なら拝観終了してしまう夜の延暦寺へ特別に入れるというもの。しかもツアーのために特別に夜間運行される「坂本ケーブル」にも乗れてしまうのです。

こんな機会は滅多にありません。

まずはJR大津駅前に集合。

大型観光バスに乗って坂本ケーブルの坂本駅へと向かいます。

バスでケーブル坂本駅前に降ろしていただき、歩いて駅へと向かいます。

もうすでに真っ暗……。

ケーブル坂本駅は1927年の開業以来の建物で、登録有形文化財になっています。

坂本ケーブルの車両は二両ありますよ。それぞれは山頂の駅の近くにあるターンアウトですれ違うようになっています。

山頂の「ケーブル延暦寺駅」までは2025mもあり、およそ11分間の旅。

これは全国のケーブルカーでは最長の距離になります。

室内は階段状になっており、席は常に琵琶湖側を向いています(進行方向と逆の麓側)。

この日は登っていく途中で夜景がよく見えるように、室内灯を消してくれる粋な演出も!

日本一の長さを誇るケーブルカーだけあって、2025mの路線の中にはトンネルや、ケーブルカーには珍しい中間駅まであるのです(しかもふたつ!)。

ふと、警笛を鳴らしながら車両が停車します。

窓の外の暗闇に目を凝らすと、鹿がお出迎えしてくれていました!

ちなみにケーブルカーには運転手はいません。運転は駅川の運転室で行っています。

車両に乗っている車掌さんが駅の運転室と電話で連絡を取りつつ、コントロールしているんですよね。

約11分の旅を終えてケーブル延暦寺駅に到着。

山頂は麓と比べるとかなりヒンヤリしています。そりゃ夏でも涼しいですからね。

空気が澄んでいるのか、月がとてもきれい。

で、山頂の駅のそばにある展望台へ行ってみると……

眼下の暗闇に、大津の夜景が広がっていました。

反対に琵琶湖は吸い込まれるような漆黒です。これこそ滋賀の夜景ですね。

夜のケーブルカー、なかなかすてきな体験ができました。

【比叡山坂本ケーブル】

・住所: 大津市坂本本町4244

・電話: 077-578-0531

・営業: 8:30~17:00(通常の12月〜2月の期間、3月からは8:00〜17:00)

・アクセス: JR湖西線「比叡山坂本」駅下車。連絡バスで7分/徒歩約25分

※当記事については、びわ湖大津観光協会様より掲載をご了承いただいております。

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