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こんにちは! フランクフルト在住特派員ブロガー、ユウコフランクフルトです。
2020年がもうすぐ終わろうとしています。今年はコロナ、コロナの日々で気づくとあっという間にすぎていった気分です。さて、例年であれば日本に一時帰国したりドイツ国外へ旅行をして過ごしているのですが今回はフランクフルトで過ごす予定の筆者です。もちろん今年のドイツの年末年始はいつもとかなり違ったものになるのは明らか。
今回の記事では、2020年末~2021年のお正月にかけて、フランクフルトでの注意点やニュースで報じられている情報をわかる範囲で紹介しようと思います。
注意:当ブログでは現在のフランクフルトの様子やコロナが収束したあとフランクフルトでおすすめしたい場所などをお伝えしています。皆様の次回のフランクフルト旅行の参考になれば幸いです。
ドイツと日本では、年末年始の過ごし方はかなり違います。前回こちらの記事でクリスマスシーズンについて触れましたが、ドイツのクリスマスが日本のお正月のように家族で過ごすものであるのに対し、ドイツの年末年始は友人や恋人と一緒に過ごすイベントといった感覚です。
気の合う友人グループとホームパーティをしたり、バーやクラブ、レストランなどで深夜まで過ごしたりするのが定番の過ごし方。また、カウントダウンが始まるタイミングでは多くの人がフランクフルト市内の見晴らしのいい場所へ移動して打ち上がる花火を鑑賞したりもします。ちなみに、この花火は公式の花火ではなく一般人が自前で用意した打ち上げ花火を好き勝手に打ち上げるもの(!)
筆者も1度花火があがっているときに外へ出たことがありましたが、かなり「スリリング」。はっきり言うと危ないものでした。
そして、やっぱりみんなで集まってパーティとなるとお酒を楽しむのは定番。とは言え、ドイツにいるとことあるごとにビールやらワインやらさまざまなお酒を飲む機会に恵まれるので新鮮味もないのですが(笑)新年を迎えるときに飲む人気のお酒といえばプロセッコ(Prosecco)と呼ばれるスパークリングワイン。新年になった瞬間乾杯します。
コロナ禍の2020年大晦日(Silvester / ジルベスター)はどんな感じになるでしょうか。まず、現在ドイツでは大規模イベントや大人数で集まることが禁止されているので例年のようなジルベスター・パーティとはいかないでしょう。また、先ほど紹介した打ち上げ花火ですが、今回は花火を禁止するエリアが出てきています。現在出ているコロナの衛生措置も含めると、以下のような点に注意しておきたいところです。
・公共の場での飲酒や集まりは禁止(12月16日からの制限措置)
・大晦日および元日にはドイツ全土での集会が禁止され、人でにぎわう公共エリアでの花火は禁止(12月16日からの制限措置)
・大晦日前の花火の販売は禁止(12月16日からの制限措置)
・私的な集まりでは2世帯5人までが同時にいることができる(14歳以下はカウントされない)
・12月31日午後6時から1月1日(元旦)の午前3時まで、フランクフルト市内の中心部を含むいくつかのエリアでは花火や爆竹などの打ち上げ禁止
例年であれば花火を見ようとフランクフルトのあちこちで人であふれかえる大晦日ですが、上記のように今年はフランクフルト中心部エリアなどいくつかの地域では花火や爆竹などが禁止されます。また、警察によるパトロールも厳戒体制となるようです。
フランクフルトのどのエリアが花火禁止になっているかは、フランクフルト市の公式ウェブサイトのページに地図つきで説明があります。
具体的には、
・フランクフルト中央駅
・ハウプトヴァッヘ
・コンスタブラーヴァッへ
・旧オペラ座
・レーマー広場
などを含めたフランクフルト中心部。またマイン川南側のザクセンハウゼンの一部エリアや、フランクフルト中央駅近くの橋Friedensbrückeから東のエリアにかかるFlößerbrückeまでのマイン川沿いのエリアにかけても花火禁止エリアとされています。
花火禁止エリアの地図はこちらのリンクから見ることができます。
逆に言うと、これらの地域に住んでいる人の方が禁止エリア外にいる人(つまり、住宅街が多いエリア)より静かに年を越せるのかもしれません。12月半ば出された制限措置ですでに大晦日は静かに過ごすように呼びかけられてはいますが、禁止エリア外ではどこからか入手した花火や爆竹などの音が聞こえる可能性もあります。
おそらく外へ行こうという人はいないかとは思いますが、この時期にフランクフルトにいる在住者の方は気をつけてお過ごしください。
コロナが発生してからの2020年は状況が変わることなく終わることとなりました。ただし、ワクチン接種の動きなどもあり2021年は状況が改善する希望はあります。