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No.156 アンコーナ県だけがレッドゾーン?

丹羽 淳子

丹羽 淳子

イタリア特派員

更新日
2021年2月18日
公開日
2021年2月18日
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皆さん、おはようございます。ブログを書かなければ、と思いつつも、特別な外出もせずの毎日を送っているとなかなか皆さんにお伝えする内容がなくて、筆不精になってしまっております。申し訳ありません。そんなこんなでもう2月18日なのですね。あと10日で2月も終わるのかと思うと恐ろしい……。日本のコロナの状況もネットニュースなどでキャッチできますが、イタリアとは比較にならない状況ですよね。こちらはで、イギリスとブラジルからの変種株が各地で猛威をふるい始めていて、なかなか厳しい状況が続いています。国全体で新規の感染者が毎日1万人程度出て、また亡くなる方も300人を切ることがなかなかできず、本当に歯がゆいんですよね。医療関係者や教育関係者に対しての注射も始まっていますし、少しでも早く好転してほしいモノです。

そして、現在のマルケ州の状況はと言いますと、残念ながらアンコーナ県のCastelfidardoという町で、イギリスからの変種株の流行が見られ、重症患者さん用のベッドがほぼ満床状態になりました。これを受け、本日2021年2月17日(水)の午前8時から、2021年2月20日(土)の深夜まで、アンコーナ県のみがレッドゾーンとなっております。レッドゾーンと言っても、県内のコムーネ間は行き来可能ですし、飲食店に関しても、他州と同様で朝5時から午後6時までは開いていて店内飲食も可能な状況です。今回のレッドゾーンの狙いは、これ以上、外部からの変異株が入り込まないようにするためなんだとか。とはいっても、仕事などの理由があれば自己申告書さえ携えておけば、行き来もできちゃうんですけどね。

本当に状況が良化せずにこの慢性的な雰囲気にみんなが慣れてきているようにも感じますし、特効薬の完成も見込めない状況が続くと、希望を持つことが難しくなって、なんだかとっても暗い気持ちになっちゃいます。

でも立春も過ぎて暦上は春。こんな青空の下をマスクなしで散歩できる日が待ち遠しいったらありゃしません。

皆さまもくれぐれもお気をつけて。イタリアに来ていただける日はまだ遠そうですが、それまでがんばって耐えきりましょう。

では、今日も一日、Buona gioranata.

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