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No.160 雪が積もるカンティーナで社会見学

丹羽 淳子

丹羽 淳子

イタリア特派員

更新日
2021年2月26日
公開日
2021年2月26日
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皆さん、おはようございます。日本も寒暖の差が激しい2月とニュースで見ました。私が住むマルケ州は相対的にかなり暖かく、温暖化だなぁ、というイメージです。

そんななか、マルケ州にも先々週末にようやく寒気がやってきて、山間では雪が降り積もりました。先週の月曜日は芦屋市にあるIl mattino さんに3種類のワインを輸出をしているPoderi Mattioli のジョルダーノから連絡をもらい、ワインの瓶詰め作業を見学させてもらいに行ってきました。

彼らの畑はいまは葉っぱも何もないツンツルテンの状態。このすばらしい景色は感動ものですよね。ここがアンコーナから車で1時間もかからない場所にあるんです。すてきでしょ?

こちらが瓶詰め作業の様子。瓶詰めに必要な機械を一式レンタルしてるんですって!機械はトラックの荷台にのせてやってくるそうですが、ボトルの洗浄から、ワイン注入、栓詰め、カプセル付け、ラベル貼付まですべて行えます、この一台で。

トラックの左側にチューブが見えてていると思いますが、地下にあるカンティーナのタンクからワインを吸い上げるんですよ!

1時間で3000本造り上げられるそうです。この日は1万2000本の瓶詰めを予定していたとのことですが、朝の10時前に伺ったもののまだ作業は始まっておらず、かなり遅れ気味だと言っておりました。

オーナー以外、10人弱の親戚たちが手伝いに来ていましたが、動き方にとっても無駄があり、あぁ、とてもイタリア人らしいと微笑ましく見届けておりました。写真もビデオもたくさん撮らせていただきました。日本では自然に触れることってなかなかなかったですけど、ここに住んでいると意図せずとも近く存在しています。豊かな生活を過ごすことができている毎日に感謝です。

では、皆さん、今日も一日、Buona giornata.

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