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マレーシアでもワクチンの接種が2021年2月26日からスタートします。
使用されるワクチンはファイザー(米)のほかにアストラゼネカ(英)、シノバック(中国)などとなっています。
接種段階は3つのフェーズ(Phase)となっていて、
フェーズ1(2~4月)…50万人
医療関係者、防衛、警察関係者など
フェーズ2(4~8月)…940万人
医療関係者や生活に必要な事業従事者、60歳以上の高齢者、生活習慣病などの持病があるハイリスクグループ
フェーズ3(5~2022年2月)
18歳以上の国民および在住外国人
マレーシアは自国民以外に在住外国人にもワクチンの無料接種を発表しました。
ただし基本的にどこのワクチンを接種するか選べない状況です。
接種希望者の登録は、いまやマレーシアでも標準となったマイサジャテラ(MySejahtera)というスマホのコロナ追跡および情報管理アプリを通じてとなる以外に、特設ウェブサイト(JKJAV)、ホットライン、近隣地区(おもに田舎など場合)の指定場所で直接登録をするなどの方法が発表されています。
2月25日現在、スマホでの登録はiPhoneのみですが、追ってAndroidでも可能となるようです。
2月17日にチャイニーズ・ニュー・イヤー(Chinese New Year)のホリデーが終わりました。国民の祝日は2月12日、13日だけなのですが、実際には17日までが祝日です。
今年も祝膳のイーサン(魚生/yee sang)を何度かいただきました。
以前は中華系レストランなどで提供されていましたが、近年はタイ料理(中華系フュージョン)店、日本食レストランなどでも趣向を凝らしたイーサンが登場しています。
千切りにした野菜に豚や魚の皮をカリカリに揚げたもの、サーモンの刺身、薬味、緑や赤のヌードルなどをトッピングし、甘く酸っぱい梅風味のソースをかけて、皆で箸を突っ込んで高く持ち上げ、テーブルを汚すように混ぜ、その年の財や豊かさを祈ります。
こちらは和風?のイーサン。
梅ソースではなくて「ごまドレッシング」がついていました。
日本のお節料理もそうですが、それぞれの野菜やトッピングにも意味があり、例えば「魚」は中国語の「豊」と発音が似ていることから縁起をかついでいるのです。
写真はどちらも4~5人前です。
19日以降、少しロックダウン条件が緩和されたのでいただきました。
個人的にイーサンは縁起物というだけではなく、さっぱりしていてとても食べやすく、暑いマレーシアに合っているようにも思います。
昨年とはまったく違った形での祝膳となりましたが、ワクチン接種開始などマレーシアも一歩ずつニューノーマルに向け進んでいると感じられます。
(撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止