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こんにちは、フナズシマルです。
3月初旬、この時期になるといつもヒガンザクラが咲く場所があります。
旧東海道を大津市・瀬田方面から草津へと向かう道中、「弁天池」という溜池のそばを通ります。
そこから池にそって設けられた遊歩道を100mほど進んだ場所に一本だけ植えられているヒガンザクラ。
池の内側へわざわざ少し張り出した区画が、まるでこの木のステージかのように水面に映えます。
ソメイヨシノよりも少しピンクが強い艶やかさのある桜。
ここを散歩する多くの人がカメラを向けていましたよ。
同じ遊歩道には大きなソメイヨシノの樹も数本植えられており、ヒガンザクラと入れ替わるように淡いピンクのトンネルを作り出します。
弁天池の中には小さな島があり、小橋がかけられています。
島には水の神様「弁財天」様が祀られています。
昔は埋め立てて中学校を建てる話もでたそうですが、住民の反対でいまの景色が守られたそうです。
お陰でこんなふうにきれいな桜を愛でることができるのですね。
きっと江戸時代にも旅人の目を癒やしてきたであろう街道沿いの水辺風景。
大切な故郷の宝物として守っていきたいと思います。