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東京・隅田川に架けられた中央区と江東区を結ぶ「永代橋」。昼と夜とでそれぞれ異なる表情を楽しめる、力強いフォルムが印象的な橋です。
【永代橋】
永代橋自体に魅力があるのはもちろんですが、この橋から眺める風景もまた東京らしさを堪能できるスポットです。
今回は橋の両側の風景と、この辺りの風物詩とも言える早咲きの桜の近況についてお届けします。
橋の南側から望む佃・月島エリア
南側に広がっているのは、中央区の佃・月島の高層マンション群です。橋からの眺めは開放的で清々しいですね。
写真の右手に見えるのは、アルファベットの「A」のようなデザインが特徴的な中央大橋です。この橋は、実際に歩いてみるとかなりの迫力! 遠くから眺めるのもよし、橋自体を眺めつつ渡るのもよし、と楽しみが多い橋でもあります。
快晴の日はもちろんのこと、あまり天気がよくない日でもまた違った趣があるのがここからの景色のいいところ! マンション群がぼんやりとけぶって見え、ちょっとアンニュイな表情が見られます。
そしてこの方面の夜景もまた、永代橋から見る醍醐味を味わえるのでおすすめです。高層マンション群の明かりが水面に映る様子が印象的ですね!
「東京でどこの夜景がおすすめ?」と聞かれたら、個人的にはかなり上位にランクインするスポットです。
永代橋の上にはベンチなどの設備がないため、橋から「隅田川テラス」に降りてくつろぐのも楽しいかと思います。水辺を眺めていると、不思議とリラックスできますね!
橋の北側から望むスカイツリー
今度は反対側を見てみましょう。北側からは、東京を象徴する建物のひとつ「スカイツリー」を望むことができます。
天候によっては全貌が雲で霞んでしまうこともありますが、天気がよければライトアップが瞬く様子もしっかり確認できますよ!
スカイツリーはライトアップのバリエーションが多いので、何度見ても飽きることなく楽しめるのではないでしょうか。
永代橋から見た北側風景を、少々拡大した写真を掲載します。
高速道路の向こうには、わずかですが「清洲橋」の姿も。
橋のたもとの大寒桜情報
永代橋のたもと(中央区側)には、毎年この辺りでいち早く花を咲かせる大寒桜をみることができます。陽当たりが良いためでしょうか、まだ肌寒さが残る時期でもひっそりと開花してくれる風物詩ともいえる1本です。
私も例年この木の開花を楽しみにしているのですが、今年はちょっと様子が変わっていました。
この木の一番の特徴は、ちょうど視線の高さまでたっぷりとしだれている枝。繊細な花びらを間近で眺めることができる、とても風情のある枝でした。
この桜を目当てにカメラを携えて訪れる方々も多くいらっしゃいますね。ところが、桜を目当てに橋のたもとに立ち寄ってみると、なんとそのしだれていた枝が伐採されていました。※写真は2021年2月時点のもの
特徴ある枝がなくなってしまい、なんともこざっぱりした姿になっています。何か安全上の理由があるかと思われますが、恒例の風景が変わってしまいちょっと残念ではありますね。
せっかくなので、昨年2020年に撮影した最後の姿を掲載します。私の写真の腕はともかくとして、永代橋を背景にした夜桜のベストショット!
※ 撮影: 2020年
南北ともに、東京らしさがあふれた風景を楽しむことができる永代橋。名物の桜の近況とともにお届けしてみました。
いましばらくの間は、密になりにくいスポットを見つけてこのコロナ禍と上手くお付き合いしたいものですね☺︎
■ 永代橋へのアクセス
・ 最寄り駅: 日比谷線/東西線 茅場町駅