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2021年5月からNY市職員は在宅から職場へ復帰?

青山 沙羅

青山 沙羅

アメリカ・ニューヨーク特派員

更新日
2021年4月22日
公開日
2021年4月22日
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2021年4月21日 華やかに春に彩られるニューヨーク市

2021年4月21日 ニューヨーク市クイーンズ区 八重桜が満開

一重の桜は終わりましたが、丸いピンクのぼんぼりのような八重桜が満開です。桜を見上げながら、1年前のニューヨークはコロナが一番ひどい時期で、救急車が何台も走り回り、サイレンの音に怯えたものでした。ストリートは人影がなくなり、お店の8割は閉まってしまいました。マスク嫌いのニューヨーカーが州知事や市長の号令で、ほぼ全員マスクをつけ始め、需要と供給が追いつかず深刻なマスク不足。オンラインでもソールドアウトだった頃です。

いまでは、1箱50枚入りが平均$5、安いところなら$3くらいで買えます。しかも無料配布も行われたので、自宅にはマスクがたくさんあります。皆がマスクの心配をしていた1年前は、法外な値段で売られていたものでした。

それでもまだまだコロナの心配がなくなったわけではなく、2021年4月20日現在のデータでは、NYCを含むニューヨーク州全体でワクチン完全接種率は28.8%、574万1280名(1回目のみ済ませた人も含めると42.1%、841万70名)。ニューヨーク州全体で「完全接種率」は3割程度。ワクチンは2回済ませないと意味がないですから、まだまだ接種人口が必要ですね。

ただし、いきなり年齢制限を広げたので予約が取れず、友人は1ヵ月半先がやっと取れたと言っていました。

2021年5月からNY市職員は在宅から職場へ復帰?

デブラシオNY市長は、2021年5月3日から8万人のNY市職員(公務員)を在宅から、出勤へ戻したい意向。一刻も早く経済再開したい気持ちなのですが、NY州でまだ3割弱のワクチン完全接種率(2回とも済み)では時期尚早との声があがっています。

警備会社Kastle Systemsのデータによると、2021年4月7日時点で、ニューヨーク首都圏内のオフィスワーカーの14%未満しかデスクに戻っていません。1割強しかオフィスに出勤していないのです。

レストランは現在営業が夜11時→深夜0時までに時間延長、市の職員が戻って来れば、ランチやディナー客が増えると張り切っていますが、ワクチン接種の対象が広がってはいるものの、いまだアメリカ国内では、感染率が高い州で、2021年4月21日の感染率は2.97%です。

春のニューヨークが好きなのは

日が長いニューヨークの夏も好きですが、季節の中で一番好きなのは春。なぜなら、私の好きなクラブアップルツリー(Crabapple tree)の花が咲くから。この花は、私たち夫婦の思い出の花。りんご科の花で、八重桜とほぼ同じ時期に小さくて可憐な花が、枝も折れそうなほど、みっしりと花開きます。

細い蕾のときは、赤に近い濃いピンク。花開いてくるとピンク、時間が経つと白に近い淡いピンクへ色を変えていきます。気がつくと咲いていて、あっという間に散ってしまう期間の短い花です。

本当はマンハッタンのアッパーウエストの公園のクラブアップルツリー(Crabapple tree)並木が、私たちの花なのですが、自宅からは遠いので今年も行けないかな~。仕方ないので、近所の教会のものを。1本しかないのが、寂しいけど。

2021年4月21日 ニューヨーク市クイーンズ区 大好きな花クラブアップルツリー(Crabapple tree)

2021年4月21日 ニューヨーク市クイーンズ区 大好きな花クラブアップルツリー(Crabapple tree)

元気をくれる黄色い花

雑草と言われてしまいそうですが、タンポポも大好きです。元気をくれる明るい黄色、地面近くでしっかり根を張ります。そして最後には自由に風に乗って、新天地へ旅立っていきますね。

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