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ニューヨーク市は、ワクチンで観光客誘致へ
[Photo by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.
デブラシオNY市長は2021年5月6日(木)、タイムズスクエアやセントラルパークといった観光地に移動型会場を設け、観光客に米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン(1回の接種で完了)を提供すると発表しました。
コロナ禍により、すっかり観光客が激減したニューヨーク。世界の観光都市として、経済再開させるための大胆な観光客誘致で、「観光客に寛大」「安全な町」をアピール。すでにワクチン接種目的の旅行客が増加しており、ホテルやAirbnbなどの宿泊業、レストランなどの飲食業の増収を見込んでいます。
観光客が接種を行えるワクチンは、1回で済むジョンソン&ジョンソンで、無料で接種が可能。
詳しくはこちらの記事で書いておりますので、ご一読いただけるとうれしいです。
2021年5月13日から、ワクチン接種の対象は12歳以上へ
ニューヨーク市では2021年5月13日(木)から、12歳以上がワクチン接種の対象になりました。12歳から17歳が接種するワクチンは、米ファイザー製になります。
Vaccine Command Center NYC GOV
ニューヨーク 2021年5月17日現在ワクチンの接種率
観光客にワクチン提供しているニューヨーク市ですが、ニューヨーカーのワクチン接種率はどうでしょうか。
2021年5月17日現在のデータでは、NYCを含むニューヨーク州全体で18歳以上のワクチン完全接種率は52.2%、823万9951名(1回目のみ済ませた人も含めると61.8%、976万5311名)。ニューヨーク州全体で「18歳以上の完全接種率」は半数以上になりました。アメリカの接種目標率は70%以上で、7月4日の独立記念日までには、フルオープン(完全再開)にしたいとしています。
CDCの「ワクチン接種完了者」に対するマスク着用ガイドラインの改訂について
2021年5月13日(木)、米国疾病予防管理センター(CDC)は「ワクチン接種完了者」に関する推奨事項を改訂し、マスクの着用に関するガイドラインを以下のとおり変更しました。
・連邦・州・地方における法令や規則、ローカルビジネスや職場におけるガイダンスで要求される場合を除き、ワクチン接種完了者は、いかなる環境においても、マスクの着用及び6フィートの距離の確保が不要である
・公共交通機関の利用時や空港、駅などの交通ハブに滞在時は、ワクチン接種完了者も引き続きマスク着用が必要
ただし、ニューヨーク市では判断を検討中であり、2021年5月17日(月)現在未発表です。