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日本一のびわ湖が動いて日本一のお餅が生まれた・甲賀もちふる里館

フナズシマル

フナズシマル

滋賀特派員

更新日
2021年6月13日
公開日
2021年6月13日
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こんにちは、フナズシマルです。唐突ですが、琵琶湖は動いています!

日本一でっかい湖でしょ? そんなの動くわけないじゃん!と仰るかと思います。

が、しかし400万年前、琵琶湖は現在の滋賀県の位置にはなかったのですからね。では、どこにあったかというと伊賀盆地の東あたり。

そこから鈴鹿山脈の隆起にともない移動を繰り返し、現在の位置になったのは30~40万年前なのだそうです。

そのびわ湖の移動は食べ物にも大きな影響を与えていました。

それがお餅なのです。

……はたしてびわ湖の移動と餅にどんな因果関係があるのでしょうか?

甲賀忍者の故郷、甲賀市。

このエリアには300万年前に古琵琶湖(佐山湖)がありました。

古琵琶湖層には湖底に溜まった泥などでできた粘土質の地層があります。この土壌は「ズニン」と呼ばれ、ミネラルやマグネシウムを多く含んでいるのです。そのような土壌が良質な糯(もちごめ)作りに適しており、特に甲賀町小佐治(こさじ)で育てられる「滋賀羽二重糯」は粘りやコシが強く、キメが細かいので高い評価を受けています。それは「もちの王様」「日本一のもち米」と評されるほど。

そんな餅の王様である小佐治の「滋賀羽二重糯」で作った餅を広めるためにできたのが「甲賀もちふる里館」。

その中心施設である「もちもちハウス」には、おみやげを販売する店舗と、できたてのおいしいお餅をいただける喫茶スペースがあります。

毎日できたてが並べられる「よもぎあんもち」はちょっと小腹が減ったときのおやつに……。

よもぎ、ゆず、しそ、ごま、山いもを搗き込んだ5種類の味が楽しめる忍者もちは、家族や友達へのおみやげに最適です。

いますぐ食べてみたいという方には……

喫茶メニューもいろいろ。どれも地元の餅やお米を使っていて気になります。

私は、「つきたて餅」(1個350円)の(きな粉・大根・あん・抹茶・ゆずみそ)の中から、きな粉と大根を注文。

ウスのような木製の容器に入った「つきたて餅」、少ないように見えると思いますがけっこうなボリュームなんです。

ふたつも食べたらかなりお腹いっぱいに。

もちろん最高においしいお餅でした。もうほかの餅は食べられないな……。

【甲賀もちふる里館】

・住所: 滋賀県甲賀市甲賀町小佐治2121-1

・電話: 0748-88-5841

・営業: (店舗)8:30~17:00、火曜日~日曜日/(もちもちハウス)11:00~14:00、金・土・日曜・祝日のみの営業

・定休日: 月曜日

※つきたて餅は土・日曜のみ。火・水・木曜はコーヒー・アイスクリームのみ提供可能

詳しくはウェブサイトを確認してください。

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