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ワクチン接種と新型コロナウイルス感染者減による制限解除で、パリの町にも活気が戻ってきています。各レストランではコロナ禍以前よりテラス席が多く見られるようになりました。
そのなかでもぜひ体験してもらいたいのが、獺祭を造る旭酒造がフレンチのジョエル・ロブションとコラボしてパリに出店したレストラン「獺祭・ジョエル・ロブション」が、毎週木曜限定で設ける立ち飲み用のテラス席。ここでは、とてもお値打ちにお酒と食事が楽しめます。
「獺祭」とか「ジョエル・ロブション」と聞くと、「少し敷居が高いかな? 値段もそこそこかかるのかな?」と思うのですが、ドリンク1杯€12~で、ドリンクに軽食込み。パリの物価でいうと、少し割高なカフェやレストランだと、ワイングラス1杯で€12取られることはありますし、タパスのような軽食を1品注文しても同じくらいかかります。それがグラスを頼むだけで食事付き。
ドリンクに軽食が込みなのは、立ち飲みでの食事オーダーを簡略化するためだそうで、そのため食事単品でのメニューはありません。ドリンクを頼むと、おまかせで軽食が自動的に運ばれてきます。
先日訪れたときは、ワインの代わりに獺祭を使いキールにした「サキール」から始めて、次に純米大吟醸スパークリング45、純米大吟醸45の3杯を飲んでみました。
立ち飲みですが少しだけイスもあります。近所の常連は来るのですが、それ以外にはこの立ち飲みが、まだそこまで認知されていないため、先週は座れました! 座り飲みもできる可能性があるのは今だけです。営業時間は18:00~21:00。パリ在住者なら、仕事終わりに軽く飲んで帰るのにぴったりですね。
ちょっと飲み足りないなという場合、または家であらためて獺祭を味わおうというときは、獺祭とチーズのセットも販売しています。
これもただのチーズセットではなく、フランスのチーズメーカー「ベイユヴェール」とのコラボ。純米大吟醸45のミニボトルと、牛3種類(ハード、ウォッシュ、ブルー)と山羊1種類(桜の花びらを載せたピコドン)の計4種類のチーズが入って€29.70です。チーズだけ個別に買っても同じくらいの値段になるため、お酒が付いてこの価格はとても良心的です。
同店はパン屋および惣菜屋も併設しており、持ち帰りも可能です。本格的なレストランから気軽な一杯まで、目的別に使えるお店となっています。
・住所: 184 Rue du Faubourg Saint-Honoré 75008 Paris
・営業時間: 立ち飲みは木曜のみの18:00~21:00