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ニューヨーク市再開への道 アメリカで旅行者が急増

青山 沙羅

青山 沙羅

アメリカ・ニューヨーク特派員

更新日
2021年7月10日
公開日
2021年7月10日
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2021年7月 暑い日が続くニューヨーク

2021年も7月になり、暑さが本番を迎えています。ニューヨークの夏は、独立記念日(7月4日)頃がピークと言いますが、本当にこの時期は暑いです。体温以上になる日が続いて、バテました。そして雨になると急に気温が下がり、前日と半分以下の気温になることも。ニューヨークの気温差の激しさは、12年住んでもなかなか慣れません。

6月末は結婚記念日だったこともあり、久しぶりに夫と外出。お気に入りの公園 Gantry Plaza State Parkをそぞろ歩き、ビアバーを2軒はしご。公園はマンハッタンの摩天楼が一望できるすてきな公園で、独立記念日の花火がイーストリバー側から打ち上げられるときには、絶好のロケーションです。ただし、めちゃ混みなので、2021年は入場規制があったと思います。

高校生は卒業へ

学生はレイバーデー(9月の第一月曜日)明けまで、夏休み。高校3年生は卒業していきました。2020年はコロナ感染防止のためどの高校も卒業式ができなかったですが、2021年は無事卒業式ができたのでしょうか。

学校は夏休みですが、朝食とランチが無料で配布されるFree Summer Mealsがあります。夏休みでも食事のサポートをするのは、ニューヨーク市に住む11万1000人以上の子供がホームレスだから。ニューヨーク市の学校に通う子供の10人にひとりはホームレスであり、ブロンクス区では6人にひとりがホームレスだそうです。そのため、子供たちが飢えることのないよう、学校で食事を受け取ることができます。食事は学生だけでなく、親が取りに行ってもよく、ニューヨーク住民すべてが受け取り可能です。

■参照

アメリカで旅行者が急増

コロナ禍以前と同じではありませんが、4月頃までは空いていた地下鉄は6月頃から通勤客で混むようになり、観光客がニューヨークに戻り始めました。ワクチン接種が進んだため、アメリカは急激に旅行ブーム復活しているようです。アメリカの運輸保安庁(TSA)は、2021年7月1日に1日の空港の保安検査通過人数が2019年同日の通過者数を上回ったことを発表。コロナ禍以前の旅行客数に戻ったというのですから、驚きです。ニューヨーカーは旅行へ行ってしまったようで、市内はなんとなくガランとし、目につくのは旅行客と私のような一般庶民のみ。

■参照

2021年の独立記念日は、夫とふたりでのんびり。夫がハンバーガーを作ってくれました。大好きなマッシュルームもたっぷり入れてくれて、レストランでいただくよりもずっとおいしい。フレンチフライは エアフライヤーで、オイルを使わず温めヘルシーに。スパークリングワインを飲んでいい気分になったら、寝てしまい、気がついたら花火は終わっていたのでした。あらら(苦笑)。

2021年のニューヨークの花火の様子はこちら。

Macy's fireworks returns to NYC with dazzling display Eyewitness News ABC7NY

2020年の独立記念日は近所で違法打ち上げ花火をしているのを、マスクをして眺めました。マスク姿で見た夏の花火は、きっと一生忘れることはないと思います。

2020年の独立記念日の様子はこちら。

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