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今週は関谷が担当します。
さて、南伊豆では海水浴場も終了し、落ち着きを取り戻してきました。
「白砂青松」として名高い弓ヶ浜海岸を歩いていて、ふと思いました。
なぜこのあたりだけ白い砂浜が広がるのか?
下田市から南伊豆町の間には、サラサラの白砂のビーチが点在しています。
沖縄のようだ……ともいわれるほど、きれいな砂浜です。
でも沖縄のようにサンゴ礁が多いわけでもなく、なぜでしょう?
調べてみると、弓ヶ浜の砂には白っぽい軽石や透明な石英、貝殻の破片などがたくさん含まれているそうです。
海底火山の噴出物にはこのような軽石や火山灰が多く、白砂のビーチがあることが多いとのことでした。
伊豆半島はもともと火山活動でできたのですから、納得です。
特に南伊豆周辺には、ジオや川、波、風、海流など様々な自然条件が重なり、白砂の美しい砂浜が作られているのですね(下の写真は上が入田浜、下が吉佐美大浜)。
松崎町にある明治商家中瀬邸の一角にはおもしろいものが置いてありました。
伊豆各地の砂浜の砂を集めたものです。近くでも微妙に違うことがわかり、新たな発見でした。
たまの地元散策で、新たな発見もよいものですね。