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ハッファデイ! グアム・デデド特派員のりひゃんです。
引き続き感染拡大中のグアムでは死亡者が増えており、感染対策などの情報がコロコロ変わり、ニュースを追うのも疲れてしまう1週間でした。
【2021年9月10日】に発表された感染者数は、下記のとおりです。
新規感染者 193名
感染者数 合計1万2227名
死亡者 159名
回復者 9445名
現在感染中患者 2624名
入院中患者 76名(内ICU:7名)
※ワクチン接種者 28名・未接種者 41名
Covidエリアリスクスコア 39.2
ワクチン接種(1回目)10万5212名
ワクチン接種(2回目)11万1613名(12歳以上含む)
※接種率 84.28%(12歳)
グアム政府公式Instagramより→コチラ
Kuamnews公式Instagramより→コチラ
■数日前の新規感染者は300人超え!その背景は?
毎日100~200人規模の新規感染者が出ているグアムですが、数日前はなんと300人を超える感染者が出ました。
数字にビックリし過剰反応を示す島民が多かったのですが、実は先週末から月曜日まで祝日が重なり3連休(よってその間はPCR検査に行けない)、そして連休中の月曜日からレストランや映画館、ジムなど対象施設のワクチンを打っていない従業員は週に1度の陰性証明を提示しなければ働けなくなったため、いつもより検査数が多くなったのです。
その結果、週明けの発表で新規感染者数が激増することとなりました(それより前の発表は検査数たった36名、陽性者1名だったので)。でも働くためには検査をしなければいけないので、これからも検査数は増えるでしょうし、無症状陽性者が発覚するなどしばらく数字は落ち着かないだろうと予想しています。
感染者が増えていることは間違いないのと、病床数が圧迫され死亡者が増えてきていることがとても心配です。
■バイデン大統領令でワクチン接種が義務化されるかも
昨日金曜日にリリースされた情報です。アメリカのバイデン大統領が、100人以上の従業員を抱える民間企業を対象に、ワクチンを義務化する方針を明らかにしたそうです。そこにグアムも含まれるのなら、いまは陰性証明があれば働けていた人々もワクチンなしでは働けなくなります。
これは現在対象となっている、レストランや映画館だけではなさそう……。例えば従業員数の多いホテルや政府関連、銀行など、飲食店ではない企業も含まれることになりそうです。
でもね、私は思うんです。週に1度の陰性証明提示はたいへんな作業! 毎週のことなので、結果が早く出る有料の検査を受けるのは現実的でない。無料で検査してくれるところは、朝から長蛇の列で終わったころには昼過ぎなんてザラ、検査結果は翌日に出ますが具体的に何時頃というのはわかりません。
そこに多くの時間を費やすのは現実問題難しい、子育てをしながら仕事をしている人にもかなりのハードワークだと感じます。この政策を受けて、いままではワクチンを接種したくないと話していた友人や知人も、続々とワクチンを受けています。
こんな形でワクチンを打つ決断をしなければいけないなんて、なんとも悲しいです。
■現在のグアム:規制内容について
規制内容詳細は下記の通り
・ワクチン1回目の接種を完了していれば該当施設に入店可(レストラン、映画館、ジムなど)
・従業員は毎週1回陰性証明を提出することで引き続き働くことができる
・12歳以下の子供は対象外
・ワクチン証明を提出しない場合は、屋内・屋外問わず飲食不可(テイクアウトオーダーおよび受取り、支払いのみ可能)
・対面式指導と活動の一時停止(学校など)
・集会について(ワクチン接種済みの方の場合):屋内では10人以下、屋外では25人以下に制限
※未接種の場合、家族以外の人との交流会に参加してはならない