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【チェコ共和国】日本人夫妻が営む日本料理店、まし花

ART SURVIVE BLOG

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プラハ特派員

更新日
2021年11月17日
公開日
2021年11月17日
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チェコ共和国プラハ6区、ここはプラハの中でも、多くの日本人が住んでいます。

そんなプラハ6区に、日本人が愛してやまない日本料理のお店があります。

それが、宮崎さん夫妻が営むまし花。

このまし花は、もともと韓国人オーナーの方が営んでいるお店でしたが、そのオーナーが別のビジネスを始め、プラハから離れてしまうため16年前に、まし花の常連で日本大使館で料理人をしていた宮崎敏治さんがまし花を引き継いでくれないかと頼まれ、宮崎さん夫妻がまし花のオーナーになりました。

このまし花では、枝豆などの定番の居酒屋メニューから、お寿司、うな重、天ぷら、そば、お茶漬けといった幅広い日本の味を堪能することができます。

また、まし花のお客さんは、平日はチェコの方、休日は家族連れのチェコ在住の日本の方が多いそうです。

今回、私たちがいただいたのは、前菜8種と寿司・刺身・巻き盛り合わせの

まし花スーパーデラックス、そして冷酒。

前菜8種は、イカの塩辛、ポテサラ、白身の唐揚げ、ネギぬた、オクラのおひたし、大根と白身の煮込み、冷奴、鴨のローストといった内容でした。

どの前菜もおいしかったですが、なかでも、イカの塩辛、大根と白身の煮込みは最高でした。

イカの塩辛と日本酒の相性がよく、THEおつまみという感じで、まさかプラハで塩辛を食べることができるなんて思っていなかったため、味を噛み締めながらいただいていました。

大根と白身魚の煮物は味がよく染み込んでいて、大根にダシの味が染み込んでるだけでもおいしいのにさらに魚のダシが入っていて、チェコ料理などで疲れた胃に優しく響きます。

魚も食べやすいようにひと口サイズで、口に入れると優しい味でホロっと崩れていきます。

これまた日本酒との組み合わせが最高な一品でした。

ほかの前菜も、ほっとできる日本の味で本当においしかったです。

前菜は、季節に合わせてメニューが変わるので、季節の味を楽しむこともできます。

前菜7種は事前に予約が必要とのことなので、いただきたい方はお店を訪れる前に連絡しましょう。

寿司・刺身・巻き盛り合わせのまし花スーパーデラックスは、巻きは、サーモンの海苔巻き・赤身の海苔巻き、握りは、穴子・タイ・サーモン・イカ・大トロ・サバ・炙りサーモン・アブラボウズ・赤身・ブリ・海老・サバの炙り、そして、刺身は、サーモン・タイ・アブラボウズ・赤身といった内容でした。

サーモンの脂は多過ぎず、少な過ぎずちょうどいい脂乗りで大トロはクドくなく、マグロ本来の旨さとあまみが口いっぱいに広がります。

なんとこの大トロを食べるために日本から来るお客さんもいるほどです。

サバの炙りは皮の面が炙ってあり、初めに燻った匂いが鼻を抜け、舌に程よい温度のシャリとサバがのっかってきて、おいしかったです。

店主の宮崎敏治さんは魚に対して強いこだわりがあり、日本、スペイン、ギリシャ、スウェーデン、そのほか世界各地から食材を取り寄せているそうです。

さらに、1種類の魚であっても3ヵ国以上の産地を取り揃えていてその違いを楽しむためにサバ3種類を少しずつくださいというお客さんもいらっしゃるそうです。

ここプラハでは、5~6年前までは、日本人にはなじみのない日本食の頼み方をするチェコの方も多かったそうですが、最近では、まし花に来るチェコの方も、日本人と同じ頼み方をしているそうで、日本の居酒屋のスタイルで注文される方も多くいらっしゃるそうです。

ちなみに、日本の旅行者の方は、旅行の疲れと胃袋に負担がかかる料理を食べていることもあり、おにぎり、握り、おそばなどの胃に優しい料理を頼む人が多いとのことです。

玄米茶もいただきました。器がすごくすてきでした。

日本人が多く住むプラハ6区の日本料理店、まし花。

プラハに立ち寄り、ほっとできる日本の味が恋しくなったら、ぜひ、気さくな宮崎さん夫妻が営むこのお店をお訪ねください。

きっと旅や日々の暮らしや生活をまし花の日本料理が癒やしてくれることでしょう。

■まし花(Mash hana)

・住所: Badeniho 291/3, 160 00 Praha 6-Hradčany

・電話番号: +420 733 790 818

・営業時間: 月~日 17:30~22:30

・Email: mashhana@yahoo.co.jp

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