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2022年2月1日、2日は中華系の新年となるチャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)です。
商業施設のストール(屋台)では、お飾り、中国版のお年玉袋アンパオ(Ang Pow/紅包)や縁起物のクッキーやビスケットが販売開始され、縁起が良いとされる赤い色が多く使われ、真っ赤な世界が広がっています。
マレーシアでは欧米のようにクリスマスが過ぎても12月末ぐらいまでクリスマスデコレーションのまま。
しかし年が開けてからは、ショッピングセンターやレストランなどが急にチャイニーズニューイヤーの仕様に変わります。
毎年紹介しているパビリオンKL(Pavikion KL)です。今年は1月10日からすでにチャイニーズ・ニューイヤーのデコレーションが始まっています。
余談ですが、パビリオンKLのイベントデコレーションはセンターコート(Center Court)といわれる吹き抜けの中心で開催されるのですが、たまに季節の行事やイベントが何もないときは、本当にがらんとしていて気が抜けるほどです。
今年のテーマはブルームズ・オブ・プロスペリティ(Blooms of Prosperity)。
近代折り紙アーティストの監修のもとにデコレーションされた中国伝統の切り絵がテーマになっているのだそうです。
今年の干支(えと)である寅、春夏秋冬、金属、木、水、火、土などをイメージとした芸術的な作品となっています。
切り絵アートで創られた庭には、繁栄(プロスペリティ)と関連するものが配置され縁起の良い空間となっています。
赤を基調にしたなかで「金色」が光っているのも、チャイニーズニューイヤー らしい華やかさが感じられます。
日本はお正月が終わったばかりですが、マレーシアに住んでいるとお正月といえばこちらがメインです。
ほぼ1ヵ月の間に2度もお正月を迎えるのも、1年に何度もこのようなお正月のような慶事があるのも、多民族国家のマレーシアならではだと改めて思います。
そして1年があっというまに過ぎていってしまうのも行事が多いからそう感じるのかもしれません。。
この時期にだけ登場するフォーチュンクッキー(Fortune Cookies)とマラッカのおみやげとして有名な縁起物のお菓子パイナップルタルト(Pineapple Tarts)を買いました。
パイナップルは食べると金運や福を呼ぶといわれていることから、チャイニーズニューイヤーの飾りに家の軒先につり下がっているのを見かけます。
台湾のパイナップルケーキとはまた違って素朴なおやつといった感じです。こちらは通年で買えるので機会があったらぜひ食べてみてくださいね。
■パビリオンKL(Pavilion KL)
・住所: Jalan Bukit Bintang Pavillion, Kuala Lumpur 55100 Malaysia
・営業時間: 10:00~22:00