キーワードで検索
以前よりお伝えしている親子で楽しむ蒲田シリーズ。
最後は、「蒲田操車場」を紹介します。
前回紹介したタイヤ公園へ向かう途中で偶然見つけたのですが、調べてみると鉄道ファンの間ではよく知られた場所のようです。
JR蒲田駅から西六郷公園(タイヤ公園)へ向かう道中に、本線から逸れた方向に伸びる少し不思議な配置の踏切があります。
これが、蒲田操車場へとつながる線路です。
蒲田操車場は、その規模約5万1000平方メートル、線路は27線、線路の総延長は6km。
松本清張の『砂の器』にも登場するそうですが、創設は大正12年とのことで、ずっと以前から蒲田の風景の一部であることがわかります。
(※フェンス越しに撮影)
こんなにたくさんの京浜東北線がずらりと並ぶ姿は圧巻。
鉄道好きの子供も大興奮でした。
私たちは遭遇できませんでしたが、電車の清掃工程も見られたりするそうです。
(※フェンス越しに撮影)
また、ここの操車場にはトレーニングセンターが併設されていて、敷地内には訓練用の小さな駅と車両があります。
フェンス越しにも見えるのですが、「大田駅」と「志茂田駅」というのがありました。
タイミングがよければ訓練のために動いている様子が見えるかもしれません。
京浜東北線は首都圏ではとても身近な電車ですが、線路を走り抜けるいつもの電車とはちがった姿をこうして(フェンス越しですが)間近で見られるのは、勉強にもなるし、なによりおもしろいですね!
電車をいろいろな角度から楽しみたい!という方は、操車場近くの「まちやこせんじんどうきょう(町屋跨線人道橋)」という陸橋もおすすめです。
ここの陸橋からは、遠目に操車場、真下にJRの線路を眺めることができます。
ゆるやかなスロープになっているので、ベビーカーでものぼることができました。
蒲田には、飲食店が軒を連ね、にぎわいのあるイメージを持っていましたが、子供と一緒に歩いてみると、近寄りがたい先入観が覆りました。
駅から少し歩くだけでごく普通ののどかな住宅街が広がり、子供と一緒に楽しめるスポットも何ヵ所もありました。
これからも足を運んで、蒲田の魅力を知っていきたいと思います。
■大田運輸区 蒲田操車場
・所在地: 新蒲田一丁目24番1号
・アクセス: 蒲田駅西口から徒歩10分