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こんにちは、フナズシマルです。
今回はびわ湖ならではの自転車旅の形、「びわ湖−南湖サイクルーズ」を体験してきたので、その様子をレポートします。
ちなみにサイクルーズとは、観光船に自転車をそのまま持ち込んでクルーズできるというツアーのこと。
自転車だけだと長過ぎる距離でも、船でショートカットしたり、船で観光したあとは自転車で陸を巡ったりと、様々な楽しみ方ができるものです。
そんな特別な体験ができるのは、堅田にあるレイクウエストヨットクラブ様。
普段は瀬田川・びわ湖クルーズとして、石山寺港からの定期観光船を運行されています。ところが、コロナの影響で定期観光船が休止せざるを得ない状況に。
そこでアフターコロナも見据えた展開として、滋賀県でも力を入れているサイクルツーリズムの一助になればと、今回サイクルーズのモニターツアーが実施されました。
今回のツアーに合わせて自らもレンタサイクルを用意。船に乗った先での自転車観光や、帰ってきてからの堅田の散策なども可能になっています。
桟橋の手前には「KATATA」のモニュメント。
こういうのあると乗船の記念にもなりますもんね。
用意された船は「一番丸」という外輪汽船。
この船は、かつてまだびわ湖に丸子船(びわ湖独特の形状をした和船)がたくさん浮かんでいた頃、近代湖上交通として就航した蒸気船「一番丸」を復元して作られたものなのです。
乗船したら、自転車を特製のサイクルラックにかけます。このサイクルラック、造船技術を生かして自社で作られたそうですよ。
20台までは乗せることが可能です。
本来は50名〜100名が乗船できますが、自転車と一緒の場合は20名程度が定員。でもコロナの中なので、そのくらいの人数で実施をしようと考えておられます。
船は堅田を出港後、一路北へ。
びわ湖大橋の下をくぐって進みます。橋の向こうにはこの時期ならではの比良山の冠雪もきれいに見えました。これぞまさに近江八景・比良の暮雪ですね。
普段は車で上を通り抜ける琵琶湖大橋を下から見上げる。こんなこともクルーズならではの体験です。
琵琶湖大橋の先でぐるっとUターンして、今度は大津港へ向かいます。
南湖の中央あたりをゆったりのんびり、優雅な船旅です。
日本仏教の中心地・延暦寺を抱く「比叡山」のきれいな円錐形が見えてきます。
この比叡山が見えるあたりからは、強烈な横風に見舞われます。これが「比叡おろし」と言われる風で、昔から多くの船乗りや旅人を悩ませてきたものです。
それを過ぎれば間もなく大津港に着岸。
さっきまでの強烈な風も収まって、ポカポカ陽気になっていました。
下船後はみんなで記念写真です。
ここからは各自思い思いにサイクリング開始。
南に下って、瀬田川周辺の梅を見に行くグループや、瀬田の唐橋からぐるっと回って南湖一周のサイクリング、またまた大津・坂本方面へ観光サイクリングなど、さまざまなプランが考えられますね。
サイクルーズ、また2回目も検討されるとのこと。
ぜひ皆さん注目ですよ。
(株式会社杢兵衛造船所)
住所:滋賀県大津市今堅田1丁目2−20
電話:077-572-2101
営業:8:30~17:30
定休:火曜日