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イギリス、とりわけイングランドでは今年2022年2月24日より、コロナ感染者の自己隔離などをはじめ、さまざまなコロナ規制を全廃しました(参照:"Covid: Boris Johnson lifts all legal restrictions in England" BBC February 2022)。
これにより、どのような場所でもマスク着用は不要ですし、感染しても外出による法的罰則はなくなりました。
規制撤廃後の日常
といわれましても、実際コロナにかかってしまった場合どうすればよいのか、生活するにあたっての「リアル」な「本当のところ」がわからず困りましたが、きっと各機関でまちまちなんだと思われます。
わが子が通う学校では、規制が全廃される直前までの「5日と6日目に簡易検査キットで陰性が出た場合は、10日を待たずして復学可」という措置をとっているので、それに従いました。
この簡易キットも残念ながら無料配布が終わり、この4月1日からは高齢者や高リスクの人、医療機関などの関係者のみに配布されることになりました。
このように、相変わらず日々目まぐるしくコロナに関して気を配っていなければならない状態が続いていますが、今日はさらにわが家ごととして、また新たに悩ましい事項に直面してしまい、どう対処すべきか再び困っています。
イギリスでも小児接種(5~11歳)開始
成人へのワクチン接種は、コロナワクチンを開発したアストラゼネカ社が英企業であることなど諸々の理由で、世界に先駆けて普及が早かったように思いますが、子供向けに対してはほかの欧米諸国より遅い出足でした。
特に5~11才への接種は日本の方が先月3月開始と早いくらいで、日本の親御さんたちはどう対応されるのか、とても気になります。
これまでこちらイギリスでは、中学生のお子さんたちはすでに接種した、という話をほかのお母さん方から聞いたことがありましたが、当時はひとごととしてとらえていました。
それが、イングランドでも5~11才向けの接種がこの4月4日より開始され、今日はわが家にも国民保健サービスのNHS(National Health Service)から接種の案内が届いてしまいました。小学生向けの接種がこんなに早く実施されるとは思ってもおらず、実際に選択を迫られると判断に迷います。
日本(厚生労働省)での案内との違い
自宅に届いた案内によると、この年齢に向けて投与されるワクチンはファイザー社の製品で、有効成分の量は12才以上で接種する量の3分の1になります。接種回数は高リスクな小児が8週間後に2回目の接種を受けるのに対し、そのほかの子供は12週間後となり、日本とは異なるようです。副反応については、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱などと日本のそれとほぼ同じです。
今回案内に添えられたNHSからの手紙には、コロナにすでに感染した子供は少なくとも12週間は接種を待った方がよいとあり、わが子の場合いますぐに受けさせる必要はなさそうですが、いずれはまた考えなければならないこととなります。
折しもいまこちらはイースターに向けた春休み中、学校のママたちに聞きたくてもわざわざ聞くのもはばかられます。イギリスではすでに成人向けの接種がここまで普及し、接種への抵抗感が全体的に薄れたいま、今後はきっと、子供向けに関してもインフルエンザの予防接種のように、当然のこととして受け入れられていくのでしょうね⁈