キーワードで検索
2022年2月のニューヨークはまだまだ寒いものの、日が長くなり春が近づく気配が感じられます。寒さも吹き飛ぶバレンタインデーには、ロマンチックな雰囲気が盛り上がりました。
アメリカでは、男性が女性に愛情を伝える日。恋人や配偶者に感謝とともに、プレゼントを贈ります。今回は2022年2月バレンタインのニューヨークを、ニューヨーク市在住の筆者がレポートします。
●タイムズスクエアに登場した2022年のバレンタインのオブジェ「ブルーム(Bloom)」
バレンタインの季節になると、タイムズスクエアに現れるハート(愛)をテーマにしたパブリック・アート。2022年は「ブルーム(Bloom)」がコンペティションで選ばれました。
「ブルーム(Bloom)」とは「開花する・花盛り」を意味し、ピンクの支柱からハート型のPVCパイプ(塩ビ菅)が、花開いています。
24時間あらゆる方向から光を取り込むことで、太陽の昼間とネオンライトやヘッドライトを取り込む夜間では違う顔を見せ、テーマは「暗闇の中であっても、希望は見いだせる」。
コロナ禍の現在に、ぴったりなアートだと思いませんか。
■ブルーム(Bloom) 2022年バレンタインハート
・開催期間: 開催中〜2022年3月9日まで
・営業時間: 無休
・料金: 無料
・住所: Broadway & 46th street, Times Square, New York
ショップはバレンタイン仕様に
ハート型のドーナッツはバレンタインならでは。色はピンクか赤が人気。
■クリスピー・クリーム・ドーナツ フラッグシップ・ストア
・住所: the corner of Broadway and West 48th Street, 1601 BROADWAY, NEW YORK, NY 10019
・営業時間: 日~木曜日8:00〜23:00、金、土曜日8:00〜翌2:00
・定休日: 無休
スウェーデン発の靴下屋さん。ハートも足元もポカポカに。
■ハッピーソックス(Happy Socks)
・住所: 1588 Broadway, New York, NY 10036
・営業時間: 日〜月曜日11:00〜17:00、火〜木曜日11:00〜18:00、金、土曜日11:00〜19:00
・定休日: 無休
イスラエル発のチョコレートショップ。アメリカでもバレンタイン・ギフトといえば、チョコレートが一般的。
ただし、男性から女性に贈ります。
■マックス・ブレナー(Max Brenner)
・住所: 720 Seventh Ave, New York, NY 10019
・営業時間: 日曜日10:00〜22:00、月〜木曜日10:00〜24:00、金、土曜日10:00〜23:00
・定休日: 無休
・URL: https://maxbrenner.com
バレンタイン・ギフトの王者は、真っ赤なバラの花
ニューヨーク チェルシーにある素敵なお花屋さん。バレンタイン前の週末には、真っ赤なバラがたくさん飾られていました。店内に入ると、うっとりするような良い香りが。
■Raul
・住所: 216 8th Ave, New York, NY 10011
・営業時間: 9:30〜20:30
・定休日: 無休
チェルシー地区の花屋の問屋街(6番街と7番街の28丁目)はコロナ禍で半分のお店はクローズしてしまいましたが、バレンタインは稼ぎ時。ギフトに添える、ボックスに入った一輪のバラも人気です。
アメリカのバレンタイン・ギフトの定番は、赤やピンクのセクシーなランジェリー(写真はヴィクトリアズ・シークレット)。女性が欲しいのではなく、男性が「こういうのを着て欲しい」という希望です。女性にとっては、むしろ迷惑?
2022年2月全米の感染者はピーク時の85%へ減少
タイムズスクエアにある感染検査場 2022年2月9日
先月2022年1月に引き続き、感染者は減少傾向で、オミクロン株ピーク時の85%減となりました。
検査場は駅や繁華街、デパート、ショッピングモールなどあちこちにあり、気軽に検査が受けられますが、現在は何処もガラガラです。
感染者減少のせいか観光客も見かけますが、正直に申し上げますと、筆者は日本の皆様が現在のニューヨークに観光へ来ることをお勧めしません。
何故なら、現在のニューヨークはとても治安が悪いのです。筆者も用心に用心を重ねて、外出しています。
【万引きが急増するニューヨーク市】
2022年1月28日のCBS放送(テレビ局)によると、30年ぶりの犯罪数増加で、2021年万引き数は26,385件。2020年20,024件より36%も増加しています。窃盗や泥棒も増加。
【連日起こるホームレスの殺傷事件など】
ニューヨーク市では、地下鉄車両に寝泊まりするホームレスが増加していました。ホームレスによる乗客への危害(ホームから突き落とされる)、もしくはホームレスが殺傷事件されるなど、連日事件が起こり、地下鉄乗車はニューヨーカーの恐怖になっていました。
そこでニューヨーク市は"The Subway Safety Plan(地下鉄安全計画)"により、ホームレスの一掃を図っています。ただし、まだ地下鉄でホームレスは見かけるので、ホームでは電車が止まるまで線路近くに立たない、不審な人物からは離れるなど引き続き注意が必要です。
【ニューヨーク市の治安について】
1. アジア人への暴行・傷害事件(アンチアジアのヘイトクライム)
2. ユスリ、たかりに近いしつこさのホームレス(刑務所出が多い。薬物やアルコール依存者が多く、精神異常をきたしている場合も)
3. 倍増する拳銃発砲事件。ニューヨーク州知事による銃暴力緊急事態宣言(州内の銃暴力による死者は、新型コロナウイルスによる死者よりも多い)発令
など、現在のニューヨーク市は治安がよいとは言えません。住民でさえ、外出時や地下鉄乗車の際は緊張しています。ニューヨーク市の治安については、引き続き、状況をお知らせいたしますね。
■ ニューヨーク市の治安について(在ニューヨーク日本国総領事館)
写真: Hideyuki Tatebayashi & Sara Aoyama
Do not use images without permission.