キーワードで検索
マレーシアを代表する果物といえばドリアン。「強烈な香りがする果物」といったイメージを持たれる方が多いかと思います。そして、高級で「果物の王様」と呼ばれるドリアンですが、人によって好き嫌いがわかれるようです。
ドリアンが臭い一因としていわれるのが、食べた後にでる皮の部分が放つにおい。実際に食べてみると、ブランデーのような芳醇な香りと、クリーミーで濃厚な口当たり、とろけるような食感があります。
ドリアンはには種類があり、最も高級とされるブラックソン(Blackthorn/黑刺)はRM100(約3000円)/kgを超えるものあります。屋台などでよく見かける高級品種ムサンキング(Musang King/猫山王)はRM60〜80(約1800〜2400円)ほどです。ただしカンポンドリアン(Kampong Durian)といって、ブランド種ではないもの、野生のドリアンはRM15〜20(約450〜600円)/kgぐらいです。キログラム単位だと大きそうですが、棘(とげ)のある皮が非常に厚く種が大きいため、身の部分はあまりありません。※ドリアンは基本的に時価で、産地やその時の収穫量などによって値段が変動します。
ドリアンの屋台は通常のホーカー (屋台街)や、ショップロット(商店街)から離れたところで営業をしなければなりません。やはりローカルでもそのにおいは気になるのか、ホーカーの外れにポツンとあるのを目にします。今回のこちらの屋台も商店街の入り口で営業していました。
クアラルンプール市内と比べるとムサンキング(Musang King/猫山王)がRM50(約1500)/kgとややリーズナブル。この日のおすすめを聞いたところウダンメラ(Udang Merah/赤海老)という品種でRM20(約600円)/kg。クリーミーで甘いドリアンでした。まだ熟す直前ぐらいだったのか、においもあまりなく、個人的にはベストな食感でした。このような屋台やお店での食べ方は以下のようになります。
①ドリアンを選ぶ②イートインであることを伝えると、計量。③包丁で割ってもらって中身を確認⑤席につくとテーブルの上に使い捨てビニール手袋をして食べる。水を出してくれてたり、ティッシュなどがあるが、そちらも使ってOK⑥食べ終わったら会計して出る。
またクアラルンプールから1時間半ぐらいのゲンティンハイランド近くのベントン(Bentong)〜ラウブ(Raub)にかけてはドリアン産地として知られ呼ばれシーズンになると街道筋にはドリアン屋台が並びます。新鮮でクアラルンプールよりも安い生産地価格で食べられます。
(撮影by逗子マリナ)※店主の撮影許可をいただいて撮影しています。※写真の無断転載禁止