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暑いですね。霧のように写っているのは四条通りに設置されているミスト。
京都市内では連日の高気温が続いていますが、京都市下京区の四条烏丸周辺では祇園祭の鉾を組み立てる「鉾建て」が10日からはじまりました。
前祭巡行を行う山と鉾は23基。14日頃にはすべての山と鉾が建てられます、
まずは、月鉾の鉾建て風景。
鉾は完成すると、高さは約25m。総重量がおよそ10トン。
40名近くの人達を乗せて、人力で動くため安全で安定した構造でなくてはなりません。
鉾建ては、熟練の技と伝承されて来た技法で組み立てられて行きます。
10日の日は、山鉾の土台に当たる櫓(やぐら)の組み立てが行われていました。
鉾の組み立てに使われている縄は「雄蝶・雌蝶結び」「鶴・亀結び」「海老結び」などの伝統技法があり、それらの技を駆使して組み立て作業は進んでいます。
続いて函谷鉾の鉾建て。
山鉾建てを担うのは「作事方(さくじかた)」や「大工方」と呼ばれる方々。
木組みと縄だけで組み立てる鉾建ては、基本的に設計図や解説手引書がなく、経験に基づいて直接伝授していく伝承の技法です。
続いて長刀鉾の鉾建て。
「コーン コーン」木槌の音が四条通りに響いています。
祇園祭りは、前祭りと後祭がある1ヵ月にも及ぶ長いお祭りです。
今、組み立てられている前祭巡行を行う山と鉾は23基。
前祭りの鉾建ては、14日までにすべて完成し、17日の巡行当日に備えます。
祇園祭2022スケジュール
●宵山(前祭): 7月14日(木)~16日(土)
●屋台露店: 7月15日(金)~16日(土)
●山鉾巡行(前祭): 7月17日(日)
●宵山(後祭): 7月21日(木)~23日(土)
●山鉾巡行(後祭): 7月24日(日)