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荘厳なコロニアル建築、町に漂うガラムマサラの香り、鳴り響くアザーン…これ、すべてひとつの場所で堪能できます! 世界遺産の街ジョージタウンを中心に、多様な文化が交差し、独自の文化を発展させてきたマレーシア・ペナン島。そんなペナン島のいち押しスポットを紹介します。
ペナン島は、マレーシア・ペナン州にある人口約80万人が住む島です。面積は約295平方キロメートルで、淡路島の半分強の大きさです。「東洋の真珠(The Pearl of The Orient)」とよばれる東南アジア有数のリゾート地で、周囲を美しい海に囲まれています。
そのよび名の通り、島内にはたくさんのSea View Spotがあります。今回は2022年5月18日に一般公開されたばかりの今まさにホットな場所を紹介します。その名も、「Esplanade Sea Wall Heritage Trail」!
ジョージタウンのランドマークである市庁舎に隣接した570メートルにわたる遊歩道です。イギリス統治時代の1807年に建築された、花崗岩でできた歴史的な護岸も鑑賞することができます。のんびり読書をしてもよし、海釣りに興じてもよし、クルーザー船を眺めてもよし。ペナンの美しい海を眺めながら思い思いの時間を過ごすことができます。特にここから眺める朝焼けは圧巻ですが、それはまた別の機会に紹介します。
■Esplanade Sea Wall Heritage Trail
住所: Medan Renong, 11, Jalan Tun Syed Sheh Barakbah, George Town, 10200 George Town, Pulau Pinang
アクセス: SWETTENHAN PIER港から徒歩5分
ペナン島は北緯5度の熱帯気候に位置します。美しい海に囲まれる一方で、島の中心部には島内最高峰のPenang Hillを筆頭に深い緑が広がります。そんな緑あふれるペナン島で私がおすすめするのがPenang Botanic Gardens(ペナン植物園)です。
ペナン植物園は1884年に開園した植物園で、島の中心地であるジョージタウンから約8km、面積は約29ヘクタールと非常に広大な植物園です。道は綺麗に整備されており、1周約2km。野生の猿や美しい鳥が数多く生息していて、ゆっくり30分程かけて歩くだけでも、リラックスできます。緑に囲まれていてとても涼しいので、高温多湿なペナンでは珍しくランニングやジョギングを楽しむ人もたくさんいます。
植物園の横にはPenang Hillへの登山口もあります。今後Penang Hillやそのほかの癒しスポットについても紹介していきます。
■Penang Botanic Gardens
住所: Kompleks Pentadbiran,Bangunan Pavilion, Jalan Kebun Bunga, 10350 George Town, Pulau Pinang
アクセス: Grabなどを利用し、ジョージタウンからRM10~20程度。
TEL: 04-226 4401
多様性にあふれるペナン島。さまざまな文化が混ざり合って町を形成しています。今回は、華僑によるプラナカン建築の代表例として、有名なあの映画の舞台にもなった、Cheong Fatt Tze – The Blue Mansionを紹介します。
The Blue Mansionは、19世紀末に、華僑の豪商Cheong Fatt Tzeによって建てられた邸宅です。現在は長きにわたる補修工事を終え、一般向けに、観光施設・宿泊施設として開放されています。
なんといっても特徴的なのは、壁一面の青い塗装! 建設当時、非常に高価であったインディゴをインドから輸入して染料を作ったそうです。周囲に近代的なホテルやマレーシアらしい屋台が建ち並ぶなかで独特の存在感を醸し出しています。
The Blue Mansionは、2018年に大ヒットした映画『Crazy Rich Asians』でクライマックスシーンのロケ地にもなりました。毎日3回、英語でのツアーが開催されています。館内のレストランの食事も絶品です。
■Cheong Fatt Tze – The Blue Mansion
住所: 14, Lebuh Leith, George Town, 10200 George Town, Pulau Pinang
アクセス: SWETTENHAN PIER港から徒歩15分
TEL: 04-262 0006
ペナン島は、"美食の町"として有名です。ペナンっ子は、「食事はKLよりもペナンの方がおいしい!」と口を揃えます。実際マレーシアの各都市では、「ペナン〇〇」といったメニューが多く、ひとつのブランドとなっているようです。
正直、美味しい食事が多すぎて今回の記事では紹介しきれないのですが、今回は一例を紹介します。
その名も、「Kek Seng Hainanese Chicken Rice」のChicken Rice! 有名なPulau Tikusu Marketから徒歩3分程にあるホーカー(屋台街)「Chang sern」の一角にあります。
見るからに美味しいものを作ってくれそうな、恰幅の良いご主人がその場でローストしたチキンをチョップして、秘伝のソースとともにホカホカのライスの上に乗せて提供してくれます。蒸し鶏とローストポーク、ミックスの3種類から選べますが、おすすめはミックス! たったのRM7で、格別なChicken Riceを満喫できます。
持ち帰りもできますが、その場で食べる場合は先に席を確保してドリンクを注文してから、Chicken Riceを注文して下さい。暑いペナンでは甘いKopiがおススメです。
■Kek Seng Hainanese Chicken Rice
住所: 304, Jalan Burma, 10250 George Town, Pulau Pinang
アクセス: SWETTENHAN PIER港からバス(101,102,103,104,304線)で約5分、Pangsapuri Festivalで下車後、徒歩 5分
今回は、海・山・町・食というさまざな角度から、ペナンのおすすめスポットを紹介しました。今後も、気になるスポットを紹介していきます!