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日本とは季節が逆の南半球オーストラリアのシドニーでは、8月も下旬になると震えるような寒さが緩和し、春がすぐそこまで来ていると実感できるくらい暖かくなってきます。そうなると、春を祝うイベントも増えてきて、気持ちもなんとなくウキウキするものですよね。
ということで、シドニー周辺で開催される春のイベントをピックアップして紹介します!
※ この記事は、去年作成した記事を今年用に書き直したものです。イベントは毎年同じなので、プランの参考にしてください。
シドニー郊外オーバンで開催される桜のお祭りは、今回紹介するフェスティバルの中でいちばんシドニー市内からアクセスしやすい場所にあり、とても人気のイベントです。
ボタニックガーデンの中に日本庭園があり、年によって開催内容が若干変わりますが、アニメのコスプレデイがあったり、ハローキティの日があったり。
入場チケットはオンラインのみで、会場で入場券は販売していません。完売も早いので早めの購入をお勧めします。
シドニー中心部から車で南西へ1時間半ほどの場所にあるサザンハイランド地域中心地ボウラルでは、9月下旬から10月上旬にかけてチューリップフェスティバルが開催されます。
1961年から開催されているこのイベントでは約7万5千本のチューリップが咲き、家族向けのイベントやバンドミュージックなどを楽しめる他、期間中の金曜日と土曜日は夜間にライトアップも。こちらのチケットも、事前にオンラインで購入しておいた方がスムーズです。人数制限により入れないこともあります。
カウラはシドニーから少し遠いですが、第二次世界大戦中に捕虜収容所があった場所ということで日本兵の墓地もあるため、日本人にも関連がある地域です。
そんなカウラには立派な日本庭園があり、毎年満開の桜が咲く中で和太鼓や相撲、生花など日本にちなんだイベントが開催されています。公共交通機関だと何度もバスを乗り継ぐ必要があり泊りがけになってしまうので、車で行くことをおすすめします。車だと4時間ほど(約300km)です。
シドニーから日帰りで行ける観光地として人気なブルーマウンテンズ地域の中でも、特に人気があるルーラという町では、花で彩られた美しい個人のガーデンを見てまわるガーデンフェスティバルが4日間にわたり開催されます。
フェスティバル専用バスが約20分おきに巡回しているので、ガーデンからガーデンへの移動も安心です。
ニューサウスウェルズ州ではなく、オーストラリア首都特別地域キャンベラで開催されるイベントですが、春のイベントと言えば、やっぱりこちら。日帰りで行けるイベントとして、シドニーからも多くの人が参加します。
2022年に35周年を迎えたこのフェスティバルは、色とりどりのチューリップと、音楽、ワークショップ、エンターテーメントと様々なプログラムが用意されていて賑やか。しかも入場無料なんです!
ですが、イベントにわざわざ行かなくても、歩いているだけで春を感じることは出来ます。
外来種ではありますが、オーストラリアでは暖かくなるとジャカランダという紫色の花が咲き、散る姿が桜にも似ているので現地の日本人の中にはオーストラリアの桜と呼ぶ人もいる花です。
ジャカランダは州によって開花時期にずれはありますが、シドニーはだいたい10月下旬から11月上旬くらいまでが見ごろになります。あちこちで咲くので、すぐ分かりますよ!
そして、オーストラリアの公式の春である9月1日は、オーストラリアの国花でもあるワトルの花を祝うナショナル・ワトルデイでもあります。
このワトルは日本でいうミモザで、オーストラリアの国家でもあり、オーストラリアのナショナルカラーの黄色 (ゴールド) と緑もこの花から来ています。
色んな種類のワトルがありますので、見かけたら足を止めて見てみてください。
シドニーのサーキュラキー近くにあるロイヤルボタニックガーデンも花盛りになるので、そこで散歩やピクニックするのもおすすめです!