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皆さん、こんにちは!
本日は、ローマの日本文化会館の近くにある家庭的な雰囲気のレストラン「Gli Ulivi リ・ウリーヴィ」をご紹介致します。日本文化会館からは、直線で400メートル、歩いて5分のところにあります。
お店の名前「Gli Ulivi リ・ウリーヴィ」は、イタリア語でオリーブの木という意味で、レストランの入口では、数本のオリーブの木がお出迎えをしてくれます。
↑ グレーやブラウンを基調とした落ち着いた色の内装です。部屋、ピアノ、暖炉などのすべての細部がエレガントで温かみのある快適さとスタイルでお客様をお迎えするように設計されています。テーブルとテーブルの間にも十分な間隔がおかれています。まるで家でくつろいでいるかのような雰囲気のレストランです。一つのお部屋は、大きな長テーブルが一つだけあり、完全に貸し切りで利用をすることができます。
↑ レストランのオーナーのイタリア人女性はリータさんといいます。リータさんが自分の家の居間にお客様をお迎えしているようなコンセプトで作られているレストランです。もしピアノもお好きでしたら、ひと声をかけられてから弾いていただいても大丈夫です。
赤ワイン、白ワイン、スプマンテなどのアルコール類の種類の豊富さでも有名なお店です。
↑ こちらは、バーカウンターのあるコーナーです。レストランは、毎日朝10時から深夜まで(ラストオーダーは23時)営業しています。アペリティフ(イタリア語でアペリティーヴォ)やお酒、コーヒーを飲むだけの利用もできます。イタリアには、夕食前にアペリティーヴォ(Aperitivo 食前酒という意味)をとる文化があります。アペリティーヴォとは、夕食前に軽く食前酒を飲みながらちょっとしたものをつまみ、食前酒によって食欲を増進させ、夕食までの時間をつなぎます。夕食前のウォーミングアップといったところでしょうか。
↑ 筆者もお料理を味わってみました。お魚が好きです!それでは、いくつかご紹介をして行きましょう!
「リ・ウリーヴィ」は、魚介類は、イタリアの海(例えばシチリア島など)で獲れた高品質の食材を使用しています。この日は夕食に訪れましたが、午前中までまだ南イタリアの海の中にいた海老などが食卓に上りました。こちらは、前菜(アンティパスト Antipasto)の「手長海老の天ぷら 醤油、蜂蜜、レモン添え」です。こちらのレストランのシェフは、たくさんの日本人の料理人と働いた経験があり、彼らから働き方やマナー、和食の作り方など、実に多くのことを学んだそうです。日本の天ぷらから着想された前菜で、醤油をつけていただきます。
↑ もうひとつの前菜です。
こちらは、「正真正銘のおいしいタコのオイルとレモンのグリル、マッシュポテト添え」です。こんがりと焦げ目のついたタコが芳ばしいおいしい一品でした。 一般的にイタリアのレストランは、お皿に盛られている一人分の量が多く、日本人から見ると食べるのに大変なところがあります。こちらのレストランのお料理は、当方から見てもちょうど良い分量です。
↑ 今年の7月頃から、何故か筆者はあさりがとても好きになって来ました。
そこで、あさりの入ったものを注文しました。こちらは「ヴォンゴレとボラのボッタルガのスパゲッティ」です。ボッタルガは、カラスミの一種です。
↑ こちらは、友人が注文をした「ヨーロッパロブスターのタリオリーニ」です。おいしい海老が一匹入っています。
↑ セコンド・ピアット(メインになるお料理)に何か良いものがないかメニューを見ていたところ、今日仕入れて来たばかりの新鮮な魚介類を使った煮込み料理を提案していただきました。
イタリアの海沿いの都市で作られる伝統的なお料理で、土鍋などに魚介類を入れて軽く煮込みます。2人で食べれる分量をお願いしました。添えられている軽くトーストをされたパンにも、魚介類のスープがたっぷりと染み込んでいました。赤い海老は、シチリア島の西北にあるマザラ・デル・バッロ近郊で獲れる海老です。透き通った澄んだ水の深海に生息する甘みのある海老です。
↑ こちらは、自家製のティラミスです。
サヴォイアのビスケットのティラミスは、お客さんの目の前で作ってくれます。イタリアンサイズのため大きく見えますが、一人分です。ティラミスの下の部分がスポンジでなく、ビスケットのため、軽い印象のティラミスです。
* スタッフの人が作ってくれるシーンの撮影を2分間しました。動画は、筆者のTwitter(プロフィール欄にリンクがあります)にてツイートをしました。ご興味のある方はご覧下さい。2022年9月4日19時10分のツイートです。
↑ 友人がダイエット中のため、一口だけ食べたいといったところ、レンゲに入れたミニミニティラミスを作って下さいました!
レストラン「リ・ウリーヴィ」は、ローマ中心部では、高級住宅地として知られる「Parioli パリオーリ」地区にあります。こちらのゾーンの住人は"パリオリーノ"と呼ばれ、外国の大使や文化人、著名人などの家が多くあります。ローマの有名な観光スポットは、パリオーリ地区よりももっと南に集中していることから、観光で歩く人も他の場所に比べると少ないゾーンです。
レストランの近くの観光スポットには、ボルゲーゼ公園にあるボルゲーゼ美術館などがあります。レストランからボルゲーゼ美術館までは、徒歩で25分程度です。
地元の方の利用が多いレストランです。観光客の少ない落ち着いた場所でお食事がしたいという方は、ぜひ訪れてみて下さい!
インフォメーション:
名称 Gli Ulivi (リ・ウリーヴィ)
住所 Via Luigi Luciani 23, Roma
オープン時間 時間帯は変更することもある為、詳細は下記のホームページをご覧下さい。現在のところ、営業時間は毎日10時~深夜(ラストオーダーは23時)までです。
ホームページ Official_Site_Gli_Ulivi