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9月8日にイギリスの女王エリザベス2世逝去というニュースが世界中に流れました。それを受けてシドニーでも9日・10日と2日にわたってオペラハウスにエリザベズ女王の肖像が映し出されたり、11日にはニューサウスウェルズ州議事堂で式典が行われたりしました。
そして、急遽エリザベス女王の追悼の意を込めて、今年2022年は9月22日 (木) をオーストラリア全土で祝日にすると発表されています。
オーストラリアも君主をイギリス国王(女王)とする英連邦王国なので大きな影響があり、今後さまざまな変更が行われる予定です。
特にオーストラリアの$5札やコインには女王の肖像が描かれていますし、西オーストラリア州とクイーンズランド州はクイーンズバースデーの祝日を控えていました。これらについて現時点 (9月中旬)でいわれているのは以下の通りです。
クイーンズバースデーはキングズバースデーに
今後の「クイーンズバースデー」は「キングズバースデー」という名前に変更される予定ですが、もともとエリザベス女王の本当の誕生日ではなかったので、日付は今までと変わらない可能性が高いです。
シドニーのあるニューサウスウェルズ州を含むほとんどの州は6月の第2月曜日で、西オーストラリア州は9月の最終月曜日、クイーンズランド州は10月最初の月曜日となっています。ということなので、今年はもうすぐ2州がキングズバースデーの祝日を迎える予定です。
チャールズ3世のコイン流通は2023年予定
新しいイギリス国王チャールズ3世のコインは、来年2023年には流通を予定しているとのことです。ですが完全に入れ替わるのには時間がかかるので、しばらくは新旧のコインが両方流通するだろうとされています。ただ$5札は、変更したとしても数年先になるようです。
ちなみに、オーストラリアのカラフルな紙幣はポリマーという濡れても大丈夫なプラスチック製で、2016年からは偽造防止策として複数のホログラムをつけたり、視覚が不自由な人たちのために凹凸をつけたりとリニューアルしたばかりでした。
とはいえ、オーストラリアはもともとカードで支払いを済ませる人が多かったのですが、このコロナ禍でますます加速して現金を持ち歩かない人が増えています。私自身もここ最近は現金に触れてなかったので、今回久しぶりに眺めてみました。
余談ですが、エリザベス女王は1973年のオペラハウス開園式や、1988年のオペラハウス開園式やオーストラリア建国200周年記念の時など計16回オーストラリアに訪問しています。こう考えると、改めて歴代最長の70年君主として在位という歴史の長さを感じさせられますね。