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マルタ空港にほど近い町、パオラ(Paola)は世界遺産の地下墳墓と神殿があることで知られていますが、いずれも住宅街にひっそりとあり、町のシンボルとしてはむしろ教会(Paola Parish Church)の方が目立っていて見つけやすいです。
周辺には飲食店から薬局、眼鏡屋、銀行、小さなショッピングモールと、生活感あふれる商店が軒を連ねる一方、女性専用の刑務所もありました。
大方の地理を把握したあとは教会をバックにゆったり座れる「パラマウント・ビストロ (Paramount Bistro)」で、滞在中何度もお世話になったマルタ国産シスク(Cisk)ビールを1杯。
いよいよ最終日となったマルタ共和国での滞在。最後に食べたいものは?と聞かれれば、迷わずセント・ジュリアンズ(関連記事)で食べたようなサーモンラップ、またはツナサンド!
と答えること間違いなしだったので、こちらのカフェレストランで注文しようとショーケースにまで見に行ったのですが、毎度ながらの「チキンしかない」と言われ大ショック。
諦めきれず、ひとりシーフードサンドを求める旅へ。短い経験上、もっと簡素でローカル感あふれる、売店のような店がよいはずだと見当をつけ、商店街の方へ足を伸ばしました。
とある1軒に目星をつけ、さっそく尋ねてみたところ、案の定サーモンはないと。……大丈夫、想定の範囲内でしたので、続けてツナサンドはないのかと打診してみたところ……
ありました‼︎ これまた最後のひとつ! しかも€2.5と、さすがは生活に根ざしたお財布にやさしいお値打ち価格。ヴァレッタ(関連記事)での失敗に懲りず、またしても現金を持ち合わせていなかったので、夫のいる店まで戻ってキャッシュを握りしめたあと、再び「タ・グジ(Ta Guzi)」を訪れました。
こうしてマルタ最後の晩餐と化したご馳走は、肉汁ならぬ魚汁があふれ、刻んだレタスや玉ねぎなど、たっぷりの野菜と分厚いバンズが相まって、最後まで期待を裏切らない美味さでした。
なお、そのあと向かった空港でも悪い意味で予想は裏切られず、心配していたとおり2時間遅れのフライトとなりました。もともと今年2022年の夏は、コロナ後の旅行需要回復に対して、それ以前に大量解雇された航空産業従事者の穴埋めが間に合っておらず、大幅な遅延や欠航が相次いでいました。
そのため、ある程度心の準備はできていましたが、行きができすぎなほど順調だったため、油断していました。このときの遅延が人手不足によるものだったのかは、最後まで説明がされなかったので不明でしたが、今後もイギリス発着便のフライトにつきましてはときおり注意が必要、かもしれません。特にそういう発表がどちらかであったというわけではありませんが、「遅れるものだ」と思って日程を組んだ方が安心できそうです。
◼️タ・グジ(Ta Guzi)・住所: 36, Pjazza Antoine de Paule, Rahal Gdid, Malta・アクセス: バスPjazza停留所より徒歩約4分・営業時間: 月〜木6:30〜18:00、金土6:30〜19:00、日曜定休