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シドニーハーバーブリッジ周辺を散歩をしていたら、ボトルブラシ (Bottlebrush) の花が咲いているのを見つけて、もうそんな時期かと思いました。
ボトルブラシは10月頃に咲くフトモモ科のオーストラリア固有植物で、名前の通りまるでボトルブラシみたいな形の花です。白やピンクなど数種類の品種があるのですが、道端などでいちばんよく見かけるのがこの赤い花。
そこで今回は、シドニー周辺で見かけるオーストラリアの花をいくつか紹介します。
バンクシア
オーストラリアの代表的なネイディブフラワーのひとつであるバンクシア (Banksia) は、絵のモチーフとしてもよく使われています。花の形からたまにボトルブラシと間違われることもあるようですが、こちらはヤマモガシ科の植物なので別物です。
ひとことでバンクシアと言っても150以上の種類があり、シドニーで見られるのは数種類。開花時期は種類によって異なりますが、冬でも咲いています。
丈夫なバンクシアの種は、アロマポットやコーストターなどに加工されて、お土産屋さんで売られていることも。
ワトル
オーストラリアの国花でありナショナルカラー (ゴールドと緑) にもなっているゴールデンワトル (Golden Wattle) は、春を告げる花とも言われています。欧米ではミモザと呼ばれている花です。
こちらも1000種類以上ものワトルが存在しているのですが、シドニーでは8月頃になると国立公園などでシドニーゴールデンワトル (Sydney Golden Wattle) という黄色くて細長い形の花を見ることができます。
ワラタ
大きな赤い花ワラタ (Waratah) は、シドニーのあるニューサウスウェルズ州の州花であり、ニューサウスウェルズ州のロゴにも使われています。ただ、そんなに見かけるかと言われれば、それほどでもない気がします。
ジャカランダ (外来植物)
ジャカランダ (Jacaranda) はオーストラリア原産ではありませんが、19世紀頃からオーストラリアで親しまれている、この国では身近な花です。
開花時期は州によって異なり、シドニーの見頃は10月後半から11月初旬頃。
散る時は花ごと木から散るのですが、地面を紫色に染める様子が少し桜にも似ているので、オーストラリアの桜と呼ぶ日本の人もいます。
他にもユーカリやティーツリーなど、数えきれないくらいの固有植物が存在するのは言うまでもありません。そういう植物たちに目を向けてみるのも楽しいかもしれませんね。