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こんにちは。アントワープ 特派員のマユミです。
新年あけましておめでとうございます。
ベルギーでは新型コロナウイルスが蔓延しており、ロックダウンも継続中です。
事態が収束したら訪れてほしいおすすめの場所、今回はベルギーの黄金時代を彩った元証券取引所「Handelsbeurs Antwerpen」と現在行われているイベントを紹介します。
このイベント開催中にコロナウイルスが収束する可能性は低いですが、イベントはそのあとも随時行われますので、一例として参考にしてください。
アントワープ中央駅周辺で一番のショッピング街というと、Meir。Meir通りとその周辺になります。そのMeir通りを駅方面から歩いた行き止まりの少し手前に「Handelsbeurs Antwerpen」という5世紀の歴史のある建物があります。この建物、地元アントワープのニュース番組によく登場します。コンサート会場かと思えば、献血会場として使われているのも見たことがあり、どこだろう?と思うと同時にその建物の美しさに目を奪われたのが興味の始まりでした。
Handelsbeurs Antwerpenは1532年に設立された、アントワープの黄金時代を象徴する証券取引所だった建物です。当時、ヨーロッパ内すべてのほかの証券取引所のモデルとなった存在でした。数回の大きな火災に見舞われるも、そのたびに復活し、1872年には建築家のJos Schaddeが設計する壮大なネオゴシック様式の記念碑的な建物となりました。
1997年に証券取引所は閉められ、ブリュッセルに移動しました。2003年には建物が安全でなくなり、消防署の命令で閉められました。
約20年の休息を経て2019年に完全に復元され、歴史的建物であると同時にさまざまなイベントなどを行える場所にいまはなっています。
イベントのない通常時は、中央広場を含む1階部分は一般公開されています。
気持ちのよい印象的な広場と建物は一見の価値ありです。中世からの歴史的な証券取引所の雰囲気を感じ、アントワープの黄金時代を追体験できそうです。
ぐるっと張り巡らされた壁に描かれた世界地図はロマンを感じます。
美しい回廊を歩きながら思いを巡らすのも楽しいと思います。
また、今後楽しみにしたいのが併設されたRestaurant Fiera。
世界の料理をテーマに供される料理、興味津々です。「世界一周のテイスティングの旅」ができるそう。
また、高級ホテルSapphire Houseも近くオープン予定だそうです。
LEGOブロックを使ったユニークなアートの展示イベントが現在行われています。
1回の中央広場には大きな作品、2階には実にさまざまな作品が展開されています。
まず誰もが最初に驚かされるのは、入場してすぐに見られるルーベンスの「マギの崇拝」ではないでしょうか? 実に30万個のLEGOブロックを使った、高さ5mもある大作です。本当によくできていて、建物にもよく溶け込んでいるので、ブロックだとはわからないぐらいです。広場に用意された椅子に座って、少し離れて見るのもおすすめです。
2階の会場では、有名・著名人の像や絵画、アントワープのさまざまな名所などをすべてLEGOで再現した作品が見られます。
多くの作品はガラスケースで保護されているため、写真を撮るのが難しかったです。
ケースなしのほんの一例の写真をご介します。
■このイベントBRICKS IN THE CITYは2021年の2月28日まで開催されますが、2月21日まではライトアップを施したナイトコースもあります。
・10:00~16:00入場 大人1人 €15
・17:00~19:00(ナイトコース)入場 大人1人 €18
となっています。
その他券種はいろいろありますので、行かれる場合はウェブサイトをチェックしてください。
現在、コロナウイルス対策で基本的に予約優先となっています。