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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
まず、ベルギーでの新型コロナウイルス状況ですが、一進一退を続けています。ソフトロックダウンを続けているものの、思ったほどの成果が出ておらず、緩和、解除となるにはもう少し時間がかかりそうです。
さて、アートの町とも言われるアントワープには、たくさんの美術館が存在します。中でも個性的で私の大好きな美術館であり、癒やしの場所、【Middelheim Museum(ミデルハイム美術館)】を紹介します。新型コロナウィルスが収束したら、訪問ください。
広大な敷地内にロダン、ヘンリー・ムーアなど、320点もの現代彫刻が点在する、彫刻美術館です。半数以上の作品は屋外に展示されています。緑だけでなく、小川や池もあり、それらを利用しつつも融合しているアート作品は、時に宝探しのようにも感じます。地図を入手してめぐってみるのも楽しいでしょう。
特設会場で行われる企画展にはチケットが必要ですが、アートパーク(屋外展示場)は無料。時間のある時に、散歩しながらゆっくり眺めていくのがおすすめです。
通常ですと、グループで申し込める、ガイドツアーがあります。残念ながら現在は新型コロナウィルス対策で中断しています。
アートパークは季節の変化に合わせて表情を変えます。つまりアートパーク内に点在する彫刻も季節によっては印象が異なったり、新たな発見もできます。
どの季節も魅力的ですが、自然の中なので、気温に合わせた服装で行かれることをおすすめします。
ところどころに配置された水辺が特に美しいです。
この写真は私の1番好きな場所です。
自然とアートの調和が、偶然か必然か……とても美しいです。
このユニークな建物が何かわかりますか? AUBETTE(オーベット)という、かつて公園博物館の管理人が使っていたものだそう。築100年を超えていて、2015年に完全に復元されたそうです。いまはミドルハイム美術館の正面玄関近くにある小さな円形のパビリオンです。かわいらしいたたずまいで、私たちを迎えてくれます。