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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
まずベルギーの新型コロナウイルスの状況ですが、ロックダウンの解除にはほど遠く、緩和策の発表に留まっています。屋外で1.5mの距離を保てば、10名までの人と会うことは可能になりました。
コロナ禍で多くのイベントが延期になっていますが、Antwerpen Koekenstadという組織が運営するイベント【Chocolate&Pateekes Week】は今年も開催されました(2021年3月5日~14日)。Antwerpen Koekenstadがイベント全体につけたキャッチコピーは「毎年ビスケットとチョコレートの世界にあなたを浸します」です。気になりますね。まずはクーポン付きブック(€10)を購入し、約40の参加ショップから気になるお店を見つけてまわります。クーポンと商品を引換えるのですが、中にはこのイベントだけに提供するお得な商品や限定品も。以下、私のセレクトを紹介します。
今回は、春先にアントワープを訪れる機会がある方へおすすめのイベントを紹介します。新型コロナウイルスが収束したらぜひトライしてみてくださいね。
美術館MASのあるアイランチェ地区にある伝統的なベーカリー。スイーツのおいしさ、美しさにも定評があります。
店主はブリュージュでそのキャリアをスタートし、パリやベルギーの有名店で経験を積んだのち、2012年に独立。アイランチェの代表的なベーカリーの地位を確立しています。
【Chocolate&Pateekes Week】での引換商品:クーポン2枚でクリスピーチョコレートケーキ1個
ベルギーワッフルと言えば、ブリュッセル風とリエージュ風の2種類ですが、【Bubble Waffle Cafe】は独自路線を追求しています。その名の通り、生地に泡が入っているような独特のフォルム。生地の外側のサクサク感が特徴的なワッフルです。新型コロナウイルス対策中につき、現在はテイクアウェイのみの営業ですが、店内で飲食できるようになったら、フルーツたっぷりのトッピングなどが楽しめます。
【Chocolate&Pateekes Week】での引換商品:クーポン2枚でオリジナルバブルワッフル(粉砂糖トッピング)1個
【Chocolate&Pateekes Week】の選択肢となるお店は40軒弱あるのですが、この機会に知らないお店、そして洗練された高級感あるケーキ屋さんをひとつは選びたいと思っていました。【Patisserie Willem Verlooy】を選んだのはそんな期待からでした。パティシエのWillem Verlooyは高級レストラン向けのデザートを開発したり、国際的な舞台でのデモンストレーションを行うなどしているそうです。結果は、期待通りの洗練された味わいでした。コンビネーションがすばらしかったです。
【Chocolate&Pateekes Week】での引換商品:クーポン2枚で、パッションフルーツ+キャラメル+フルール・ド・セルのケーキ1個
注)準備していた個数をオーバーしてしまったのか、ケーキではなく、同じ中身をプラスティック容器に入れたものを渡されました。ほかのお店でも、代替品だった例を聞いているので、運が悪いとそういうことがあるのだと思います。案内に載っていたケーキの写真が実に美しかったので、見られず残念でしたが味はおいしかったです。
Antwerpen Koekenstadの象徴的なお菓子のひとつであるMelo-Cake をひとつは選びたいと思っていて、【Momade Cupcakes】に行ってみました。写真がとても魅力的という理由でしたが、味もおいしい。このお店、アントワープの有名なショッピングモールStadsfeestzaalの中にも出店していて、よく見ていました。が、なんとなく店名にもあるカップケーキに魅力を感じずにいたのですが今回開眼しました。見た目だけでなく、とてもおいしいのです。バリエーションも豊富でしばらくハマってしまいそうです。
【Chocolate&Pateekes Week】での引換商品:クーポン1枚で、Melo-Cake1個
普段行かないエリアで、少し変わり種が欲しいな……と思っていたところ、目に止まったのが【Helios】です。ベルギーのお菓子の特徴でもあるマジパンで作られたワンコにひと目惚れでした。調べてみると1925年創業の歴史あるお店。直焙煎のコーヒー屋さんでもありました。実際に行ってみると、町のお菓子屋さんといった雰囲気ですが、レトロな店構えには風格も感じました。
【Chocolate&Pateekes Week】での引換商品:クーポン1枚で、マジパン犬かキスチョコレート(小ぶりのMelo-Cake)2個