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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
ベルギーの新型コロナウイルスの状況、感染率など再び上昇しています。政府は、マスク着用とコロナ・セイフティ・チケットの義務の拡大を発表しました。
そんななかですが、今回は久しぶりにカフェ紹介をしたいと思います。カフェは旅先のどんな状況でもマストですが、せっかくなら印象的なすてきな旅の一部となるカフェを選びたい。そこで、アントワープらしさを十分に味わえる【Quinten Matsijs】を紹介します。新型コロナウイルスが収束したら、来訪ください。
【Quinten Matsijs】は旧市街のSaint Charles Borromeo Church(聖カロルス・ボロメウス教会)のそば、美しい小径Wijngaardstraatから入った場所にあります。
まず外観から印象的。1565年に建てられたという建物には美しいツタがからまり、独特の風情があります。
【Quinten Matsijs】はベルギーを代表する作家たち、Willem Elsschot、Werumeus Buning、Paul Van Ostaijen のお気に入りだったカフェとしても知られています。現在も、フランドルの作家や画家、詩人たちが、カフェを訪れているそう。
メニューはベルギーの伝統的スタイル。カフェメニューだけでなく、ベルギービールの種類も豊富、軽食からしっかりした食事まで楽しめます。
クイントン マセイスの建物は、1565年に建てられ、常に宿屋&居酒屋としての役割を担ってきました。
ルクセンブルグ近郊のグーリックという郡から、たくさんの商人たちが港町アントワープに訪れ、この宿を利用していたそうです。中世のアントワープは黄金期と呼ばれていましたし、その活気が伝わってくるようです。
これら【Quinten Matsijs】の興味深いストーリーを知ったのは、日本で放送されていた旅番組の中ででした。オーナー夫婦の夫人は日本人女性であることも知られています。なので、ありがたいことに【Quinten Matsijs】のサイトは日本語も選択できます。
【Quinten Matsijs】の建物の中は2部構成になっています。現在のバーカウンターのある場所で中世の商人たちは飲食しました。奥のサロンは、馬をつないでおくための場所でしたが、現在は、客席となっています。中世の絵画や、「TON(トン)」という250年以上前のゲーム、アンティークのパイプラック、ビールジョッキのコレクション、たくさんの人々に演奏された、古いピアノがそこにはあります。
そして、カラフルなステンドグラスの窓は、表情豊かに中世の世界を見せてくれるかのようです。きっと特別な時間が過ごせます。
【Quinten Matsijs】は旧市街の一角。アントワープ中央駅そばでカフェをお探しの方におすすめのカフェを見つけました。
Esco*bar といいます。こちらは今どきのベルギーらしいカフェといいましょうか。ゆったりとした心地いいスペースは室内とテラス席があります。室内はセンスのいいインテリアが配置され、テラス席はグリーンにあふれています。
オリジナルのホームメイドケーキやティーも魅力的、朝食、ランチもいただけます。