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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
ベルギーでは、新型コロナウイルスの状況悪化にともない、新たな冬期措置が実施されることになりました。例えば、マスク着用の義務は6歳以上が対象となるなど厳しさを増しています。また、残念ながら、アントワープのクリスマスマーケットは中止となりました。
さて、今回紹介するのはアントワープ中心地にあるマルチハウス【GRAANMARKT 13】。レストランを中心に紹介します。新型コロナウイルスが収束したら来訪ください。
アントワープの最もよく知られている週末マーケット、Vogelenbarkt(小鳥のマーケット)の一角にGraanmarktという名の広場があります。広場の北側には気持ちのいいテラス席のあるカフェ・レストラン並んでいます。一際、おしゃれな雰囲気のお店が【GRAANMARKT 13】で、この店名は住所でもあります。
興味深いことに【GRAANMARKT 13】は、レストランだけでなく、ここにたつビル全体を指していて、さまざまなアプローチで楽しませてくれます。
創設者のIlse CornelissensとTim Van Gelovenのセンスが光る、今のアントワープを五感で楽しみたい方におすすめの場所です。
ベルギー料理の中心となる素材というと、お肉。魚介もありますが、種類が少ない。ベジタリアンやヴィーガンが多いとはいえ、一般的には肉食なイメージです。
そんななか、ヨーロッパならではの野菜は興味深く、探究心をかき立てられます。一方でヨーロッパの旅行中に野菜不足を嘆く日本人も多いですよね。
Restaurant【GRAANMARKT 13】は、特に野菜料理が楽しい。"軽くて栄養がある""ハーブを楽しむ""そのままの豊かさ""食感の違い""ナッツを粋に効果的に"などのコンセプトをかかげ、独自のアプローチで料理を提供しています。
選んだ料理をシェアしていただくスタイル。日本人が好きな「少しずつ多種類食べたい」がここでは可能です。
【GRAANMARKT 13】は屋上緑化を進め、そこで育てたハーブやはちみつを料理に生かしています。
地元で毎日収穫される新鮮な食材も欠かせません。
Restaurant【GRAANMARKT 13】は、2021年にミシュランの「グリーンスター」を獲得し、2015年にはWe're smart worldでフランダースのベストベジタブルレストランに選ばれました。
Restaurant【GRAANMARKT 13】は地下にあり、高い評価を受けているシェフがきりもりしています。日替わりで魚や肉、そしてベジタリアン向けのタパススタイルの料理を用意しています。コース料理ではないので、カテゴリーに縛られることなく自由に選べます。
体験した料理の一部を写真とともに紹介します。ベルギーのレストランの特徴でもありますが、メニュー名=素材名の羅列なことが多い。このレストランもしかりでしたので、写真すぐ下にメニュー名、その下に注釈をつけます。
入口から階段を上がると創始者、IlseとTimが厳選したコレクターズアイテムのショップが広がっています。ファッションから、インテリア、アート、一生モノのインスピレーションを与えてくれる品々は目の保養にもなります。食器類も充実していて、地下のレストランで使われている食器も購入可能。
旅の思い出に、自分へのおみやげに特別な一品を探すのもおすすめです。
さらに【GRAANMARKT 13】には、最上階にホテルサービス付きの豪華なアパートメントの用意もあります。
また、2021年に再オープンしたMOMU(モード博物館)内のカフェはコラボによって生まれました。