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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
まずはベルギーの新型コロナウイルス情報です。感染率などの数値は高め安定、3回目のワクチンブースターの接種が急ピッチに進められています。
さて、皆さんは旅先でのお土産、どんなものがお好みですか?ブランド物も良いけれど、私はそこに行かなければ手に入らないもの、より現地を感じられるものを探すのが好きです。それは普段暮らしている人々が通うスーパーで見つけられます。そこで今回は【アントワープのスーパー4選】として、それぞれの特色なども併せて紹介します。新型コロナウイルスが収束したら来訪ください。
アントワープにはいろんなタイプのスーパーがありますが、フランチャイズの大型スーパーというと、外国資本も多い。ベルギー資本の代表的なスーパーといえばDELHAIZEです。1867年創業のDELHAIZEは生まれも育ちもベルギー。今ではベルギー国内だけで775店舗あるそうです。生鮮食品から日用品まで揃う一般的なスーパーで、自社ブランドの商品開発も盛んです。
ベルギーの特徴の1つはスイーツがおいしいこと。実はスーパーで売っているスイーツも秀逸です。お菓子メーカー各社の袋菓子も種類が多いので、日本未入荷のものもあります。そしてDELHAIZEブランドの商品も。
また、ベルギー特有のSnoepenというお菓子のカテゴリーがあります。色鮮やかなキャンディーやグミが主体の日本式に言うと駄菓子。これらを量り売りできるコーナーがあって、話の種に試してみるのもいいかもしれません。
また、ベルギー人の一般的な暮らしが垣間見れます。DELHAIZEは調理済みの食品や飲み物中心で日本のコンビニエンスストアのような雰囲気のProxy DelhaizeやLouis Delhaizeも系列で、アントワープ中央駅周辺にもあります。その他、大型店AD Cadixも。
CRUは食品に特化したグルメスーパーのカテゴリー。コンセプトは製品の本質にこだわり、最高の状態で提供すること。それは奇をてらったものではなく、シンプルで純粋、自然なもの。
CRUは、10の専門店をひとつ屋根の下に集め、それぞれのスペシャリストを擁しています。パートナーである生産者とともに、純粋な風味を持つ高品質の製品を保証しています。
個人的には、ヨーロッパの旬が感じられる、学びのあるスーパーで、陳列もとても美しくて、近くを通ると用がなくてものぞいています。基本的に生鮮食品は地産地消を目指しているベルギー産、ワインなどは輸入物がずらりと揃っています。
CRUでお土産に向くものと言うと、パンやスイーツ、チーズ、世界の調味料などありますが、ここではチョコレートをおすすめします。2月12日のチョコレートショップ特集で紹介したJITSKのチョコレートがCRUで買えるのです。JITSKのメインショップは中心部から少し離れますので、お時間のない方にもおすすめです。
また、入り口右側にはカフェが併設されていて、ベーカリーで売られているペストリーやスイーツも食べられます。気軽にサクッと入れるカフェが少ないアントワープで、重宝するかと思います。
ベルギーはオーガニック先進国で、ビオ系スーパーも多いのですが、知名度、規模の面でもアントワープ1となるのはHet Natuurhuisです。品揃えの多さとデリコーナーが充実しているのも特徴です。また、食品廃棄・過剰包装の減少化のため、量り売りが充実していて、クッキー1枚から買えます。これらを試すのも面白いと思いますが、お土産にするならば、ビオのベルギービールはいかがでしょう?ベルギービールは名実ともにベルギーの代表的なお土産ですが、日本に輸入されてるものも多い。空港や観光地でも購入しやすいですが、ビオビールはまだ珍しいので。更に、2階にある自然派コスメショップで、お土産を探すのも良いと思います。
THE BARN ANTWERPの願いはオーガニック食品をもっと身近に、できるだけ多くの人々が、健康的で持続可能な食生活を送れるようになることです。
エコの精神、プラスティック削減にも日常的に取り組んでいて、量り売りが多いのはもちろんのこと、面白いシステムを知りました。ナッツ類の圧搾機が置いてあり、例えば、ピーナッツの機械の前に保存容器を置き、スイッチを押すと、ピーナッツバターが出てくるというもの。これぞエコで、しぼりたてだから、新鮮で味も良く、おすすめ!です。でもこれは、自家用でしょうか。お土産用には、オーガニックのチョコレートが良いと思います。ラフな売り場でしたが、とてもおいしいチョコレートでした。
その他、食品だけでなく、シャンプーなども量り売りされてます。一歩進んだビオマーケット事情を見学してみては。