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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
ベルギーの新型コロナウイルスの状況は上昇傾向にあります。個人レベルでの警戒は当分必要だと感じています。
今月はポルトガル情報をお伝えしてきましたが、今回は最終回です。載せきれなかった情報は、インスタグラムやブログでフォローしていますのでご覧ください。
最終回のテーマは迷いましたが、日本からポルトガルへ行く場合、ほとんどの人が経由し、滞在時間が多いであろうリスボンで締めくくります。【リスボンでのお買い物】と題して、その情景と共に楽しめる買い物をテーマにおすすめを紹介します。安全に旅できるようになったら、訪問ください。
まずは私にとって初体験の場所から。
LX Factoryは建築、印刷、デザインなどさまざまな分野のクリエーターがアトリエを開いたことが始まりのプロジェクト。冒頭の写真にあるように、上空に伸びているのは4月25日橋で、そのたもとの閉鎖した紡績工場跡地が改装された場所にできました。
今までにない自由で独創的な空間には、ギャラリー、イベントホール、骨董家具店、アーティストメイドの服やアクセサリー、手仕事のショップが並んでいます。
象徴的なデザインの書店"Ler Devagar"はぜひ訪れて欲しい。「世界の美しい書店ベスト20」にも選ばれた書店は実に個性的。圧巻の本棚は3階まで突き抜けています。2階にはポルトガル音楽のC D視聴コーナー、3階部分には古い印刷機なども置かれていて、ちょっとした博物館のようです。
また通りに沿って並ぶ飲食店で休憩や食事もできます。週末には不定期でライブミュージックの演奏があるようで、老若男女が路上で歌ったり踊ったり、とても自由で楽しい雰囲気でした。
次に、滞在の度に必ず寄る場所です。
10年以上前に在住の知人に連れて行ってもらったのが始まり。当時は八百屋さんだけで店舗も少なかったけれど、徐々に増えてきました。有名レストランのシェフ達も来るそうで、旬を知れると共に、食業界の流行も探れます。宿泊先にアパートを選んだ時は、ここで買い物して調理するのが楽しみでした。
途中から、毎月最終土曜日だけ手作りのクラフトマーケットも開かれるようになり、レアなお土産探しにも重宝しています。
また、プリンシペ・レアル公園自体も、その界隈もおしゃれなエリアで、街歩きが楽しい。行きか帰りにアルカンタラ展望台に寄るのがオススメです。
最後に紹介するのは、前から気になりつつも、今回初めて訪問し、大感激した帽子屋さん、A Fábrica dos Chapéusです。夜の街、バイロアルトの一角なので、食事に来ることが多いエリア。その中に、そっとたたずむ、小さくて素敵な雰囲気のお店です。ショーウインドーには、少し奇抜でデコラティブな帽子が飾られていて、実用的なものはない気がしました。が、お店に1歩足を踏み入れると、実にあらゆる種類の帽子があり、ワクワク状態に。スタイルもカラーヴァリエーションも豊か。何より、ポルトガルのきっちりした仕事と品質の良さがわかります。店員さんが納得いくまでフィッティングに付き合ってくれますし、意外な提案もしてくれます。そして、お値段も良心的!少し、特別なお土産におすすめです。