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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
ベルギーの新型コロナウイルスの感染率は再び上昇しています。2年ぶりに大型イベントその他の開催、観光客の受入れも積極的にしており、また学校の夏季休暇に合わせて、人の移動も活発です。マスク着用義務も無くなり、ワクチンの有効期限が過ぎた人も多く、当然の結果だと思います。近隣諸国も同じ状況です。
さて、今回はベルギー第3の都市ゲント中心から少し離れた場所にある、そこだけ別世界のようなレストラン【Nenuphar】を紹介します。安全に旅できるようになったら、訪問ください。
ゲントは織物産業で栄えた中世から、現在は近代産業都市として生まれ変わり、東フランダース地方の中心都市となっています。歴史的建物が多く、レイエ川とのコントラストの美しい街。ゲント大学を抱える学生都市としても知られます。
そのゲント中心部から車で10分ほどのAfsnee村のレイエ川のほとりに、素敵なレストラン【Nenuphar】を見つけました。ホテルとしても利用できます。
インテリアは洗練かつ、温かみのある作りで高級感があります。
レイエ川の素晴らしい景色を望む広々としたテラス、庭も【Nenuphar】の特徴です。
川辺の美しい景色を見ながらの食事はとても気持ちが良いです。
2018年にミシュランガイドにも認定された【Nenuphar】。メニューには、クラシックな料理とトレンディな料理の幅広い選択肢があります。例えば、ゲントの名物でもあるPaling(うなぎ)やMosselen(ムール貝)も最高級のものが用意されています。
4〜6月は旬のホワイトアスパラガスの料理も。
またベジタリアン、ヴィーガン向けのメニューも独立して用意されています。
あらかじめセッティングされていたバケットが美しく、おいしかった。期待感をあおられますよね。それぞれに選んだスターターも今まで経験してきたものとどこか違う特別感がありました。
この日はゲント在住のベルギー人のリクエストで【Nenuphar】に来ました。地元の人にとっても特別な憧れのお店なのです。
サイトには「レイエ川の景色で目を覚ましたいですか?ならばホテルの部屋を予約してください」と書かれています。そう、レストランの2階部分はホテルになっています。
何もないような小さな村ですが、こんなロケーションでのんびり過ごすのも贅沢ですよね。
【Nenuphar】を出ると教会が見えます。そのたもとには、レイエ川を行き来するボートがあります。このボートで向こう岸に渡ると、また違った風景が。緑一面の草原や小鳥のさえずり、川辺の散歩は間違いなく楽しいです。
ボートの運行案内を載せておきます。
5/1-9/30&イースター休暇:毎日9−12時、13−19時
10/1-4/30(イースター休暇を除く):土・日・祝日の9時-12時、13-19時
日没後はサービスなし
U R L:https://www.hotel-restaurant-nenuphar.be/hotel-nenuphar
紹介した【Nenuphar】は若干行きづらい場所ではありますので、ゲント市内の素敵なお店も1軒紹介しておきます。
AliceはSaint Michael's Churchの南側にある瀟洒な洋館の中のティールーム。フレンチスタイルに統一された店内はキョロキョロしてしまうほど、美しく、可愛らしい。女性スタッフの着ているユニフォームもメイドスタイルでかわいい。自由な風土のベルギーではカフェで制服が決まっているって案外珍しいのです。フードはランチメニューを中心に、ブランチも充実しています。絵になるハイティーもあります。お菓子は手作りの素朴な味わい。アルコールメニューが豊富なのはベルギーらしい。室内も素敵ですが、テラス席も人気があります。