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2015年の夏、北海道の稚内でフェリーに乗り、軽自動車で南アフリカまでドライブした夫婦です。
帰路、アフリカのモロッコでコロナ騒動に巻き込まれました。ワクチン接種のために日本へ一時帰国し、2022年5月モロッコに戻ってきました。
ロシア・ウクライナ問題が落ち着くまで、しばらくモロッコの小さな港町、エッサウィラで過ごします。
前回は、世界遺産のメディナ(旧市街)の土産とおやつを紹介しました。
今回は、漁港、ビーチ、新市街をご案内いたします。
エッサウィラは、散歩が楽しい町です。
目次
エッサウィラは、1年に5日しか雨が降らないと言われるくらい毎日青空です!
冬でも日差しは暖かく、気持ちよく散歩できます。
西に突き出た小さな半島にメディナ(旧市街)があり、突端に漁港、南側にビーチが続きます。
新市街は東側、「く」の字に伸びる「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」がメインストリートです。
漁港は、メディナの南西にある「ムーレイ・エル・ハッサン広場(地図の★印)」から、歩いて3分。
小道が一本あるだけの、こじんまりとしたエリアです。道に座ってイワシを売る行商人や屋台の魚屋さんが並び、お昼前後から賑わいます。
カニは両手サイズで30モロッコ・ディラハム(約400円/以下MADと表記。2022年6月のレート。以下同様)から。以前、大きなカニが安かったので買ったところ、身はスカスカで、ほとんど食べるところがありませんでした。量り売りなので、小さいわりに重いカニを選んでください。
アンコウは40センチくらいで、35MAD(約470円)から。モロッコでは、焼いて食べるそうです。
漁港の見ものは、アナゴ。胴回り10センチで身長1メートル。色とりどりの派手な模様と凶暴そうなお顔。ぶつ切りにして油で揚げると、意外に癖のない味です。メディナの魚フライ食堂の定番です。
青空食堂では、炭火で焼かれたイワシ、タコ、イカが香ばしい香りを漂わせています。毎日通いたくなる味です。
ビーチは、漁港から歩いて5分。
南へ2キロほど続き、パラソルやビーチチェアが並びます。ビールやワインがお好きなら、ビーチ沿いのカフェやレストランへどうぞ。
エッサウィラの名物は、風です。
カイトサーフィンやウィンドサーフィンが盛んです。
漁港からビーチを2キロほど歩くと、ラクダや馬がいます。
ラクダは1時間150MAD(約2000円)。
新市街を南北に伸びる道は、馬車道「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」です。
エッサウィラで一番幅が広い道ですが、信号はひとつもありません(そもそも町に信号はありません)。
北の端にあるスーパーマーケット「Aswak(アスワック)」から、南端のスーパーマーケット「Carrefour(カルフール)」まで、およそ4.3km。サッカーをする子どもたちや通学途中の学生、ベンチでおしゃべりするお母さんたち、メディナ(旧市街)とは違う日常を見られます。
乗り合いタクシーは、一律7MAD(約91円)。青い車体が目印です。手を挙げなくても、運転手と目が合うだけで停まってくれます。
サンデーマーケットはその名のとおり、日曜日に開催します。
11〜14時くらいが、もっとも賑わいます。
馬車道「アル・アクァバ通り(Av. Al Aqaba)」の海側は、中古の日用品が多く、ガラクタ類が(と言っては失礼ですね、スミマセン!)、道路に広がっています。
完全に壊れた電化品や、正体不明の部品類が山積みになっているので、丹念に探せば掘り出し物があるのかもしれません。
馬車道の東側では、モスクの広場がマーケット会場です。
新品の靴、服、キッチン用品から、野菜くだもの、スパイスまで。
香ばしい香りが漂ってきたら、青空食堂。炭火焼きのイワシは、10MAD(約130円)です。
次号は、コロナ禍を生き延びた人気食堂、カフェ、レストランをご紹介いたします。
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