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こんにちは、デルフト特派員のあおです。
オランダでは、2021年4月20日に政府会見が開かれ、4月28日から予定どおり第1段階の規制緩和に踏み切ることが発表されました。
今回の規制緩和のおもな内容は以下のとおりです。
・夜間外出禁止の撤廃
・自宅への訪問者数の拡大
・テラス席の再開(※一定条件の下で、12時から18時まで)
・小売店での予約によるショッピングの撤廃(※必須でない店舗は、6時から20時まで)
・高等教育(高等職業教育[HBO]および大学)の再開(※4月26日から)
・運転免許等の筆記試験の再開
・葬儀の最大出席者数の緩和
詳しい内容は、下記をご覧ください。
在オランダ日本国大使館 、オランダ政府ウェブサイト
今回、市民の生活にとって特に大きなインパクトがあるのは、夜間外出禁止令の撤廃、テラス席の再開でしょうか。
夜間外出禁止令は導入されたタイミングでかつてないほどの大暴動が起き、一時はどうなることかと思いましたが、ようやく終了となりました。
テラス席の再開も、昨年の秋以来、半年ぶりとなるので店側にとっても客側にとっても待ちわびたできごとです。
ロックダウンの間は少しでも晴れて暖かくなると、町には人出が増え、座ってくつろぐ人たちの姿をたくさん見かけました。
マルクト広場でも、たびたびこんな光景(↑)が。
店が開いていないので、皆さん仕方なく地べたに座ってくつろいでいるのです。
運河沿いのベンチもいつも埋まっていました。
飲食店が多く集まるベーステン広場。
前回の発表で規制緩和の可能性が示されてからは、着々とテラス席の準備が始まっています。
さっそく試しにテーブルを並べて位置を確認する店や、デルフトらしい運河の上のテラス席をきれいに掃除している店も。
こちらは、昨年の再開した日の写真。
このときも初日からすごい活気だったので、今年もきっと初日からにぎわうことと思います。
規制は緩和されますが、オランダの感染者数は依然として減少はしておらず、入院者数も多い状況です。(参照:Coronavirus Dashboard )
ルッテ首相は、このような状況下で規制緩和をすることはリスクをともなうことだと前置きもしています。
開放感も満喫しつつ、引き続き個人での感染対策にも気をつけながら過ごしていく必要がありそうです。