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オーストラリアの国土は日本の約21倍と広いので、州によってかなり気候や雰囲気が違います。今回、西オーストラリア州のパースへ行って、改めてそれを実感しました。
西オーストラリア州は、オーストラリア国土の約3分の1を占める最も大きな州です。その大きさゆえ、東側にある他の州からかなり離れているため、まるで外国のようだという人もいます。
そんな西オーストラリア州の州都パースは、シドニーから飛行機で約4時間ちょっと。
現在シドニーはデイライトセイビングス(夏時間)中なので、通常2時間の時差が3時間になります。だからパース空港についたら時間が少し巻き戻っていて、不思議な感じがしました。
ちなみに、シドニー・パース間は世界一長い鉄道と言われているインディアンパシフィックという長距離寝台列車が走っていますが、その場合は東から西まで3泊4日、4000km以上を走ることになります。
パースはシドニーやメルボルンほど大きくありませんが、西オーストラリア州の州都なだけあって中心部はビルが立ち並ぶ都会です。
おしゃれなレストランやカフェ、パブなどたくさんの飲食店もありますし、調べてみると日本食レストランも結構な数ありました。けれど規模としてはそれほどではないので、ゆったりと過ごせます。
でも何よりも、西オーストラリア州の魅力は自然ではないでしょうか。
オーストラリアには他の国では見られない固有の生き物が生息していることで有名ですが、西オーストラリア州でしか見られない植物や動物も多いんです。
全体の約半分の植物が西オーストラリア州にあるそうで、ロットネスト島に生息するクオッカという動物も人気です。
クオッカは笑っているような顔をしているので「世界一幸せな動物」と呼ばれていています。人間が近づいても大人しく、カメラ目線で撮影に応じてくれる子も。(ただし、食べ物を与えたり触ったりするのは厳禁)
この島は海もとてもきれいで、海水浴、シュノーケリング、サイクリングなどさまざまな楽しみ方があり、パース観光では欠かせない場所のひとつになっています。
西オーストラリア州は日本から行きにくいですし、マイナーな観光地かもしれません。
でも東にはない魅力がたくさんあり、また違ったオーストラリアの一面を色々発見できる場所だと思います。