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Hi, パタヤ―特派員Marina.です。
【タイ・パタヤ―】2021年10月1日からの新型コロナウイルス規制措置 から2週間が経ちましたが、タイの新型コロナウイルス新規感染者数は10月初めとあまり変わらず膠着状態が続いています。
タイ政府は海外からのワクチン接種済み観光客を11月から受け入れる方向で調整を進めており、現在急ピッチで開国に合わせてタイ国内のワクチン接種率を上げて受け入れの態勢を整えているところです。ショッピングモールやスポーツスタジアムなど様々な場所がワクチン接種会場となりローカル、在住外国人、18才以下の学生など対象を幅広く設けて新型コロナウイルスのワクチン接種を進めています。
感染者数は横ばい状態が続いていますが、以前のように人出が増えることに比例して感染者数が増えることも無くコントロールできているのでこのままクラスターが発生することなく収束へと向かっていって欲しいです。
10月に入ってから週末には更に多くの観光客が訪れるようになったパタヤ―ビーチ。最近では平日の夕方もビーチに人が集まってくるようになり少しずつ以前のような賑やかな景色が戻ってきています。
前回の新型コロナウイルス規制措置の発表時にタイ政府の新型コロナ対策本部(CCSA)は2週間後に見直しを行うと言及していましたが、予定通り現在のタイ国内各都県における感染状況の変化に応じて、国内のゾーン分けの変更を行いました。私が住むチョンブリ県は現状維持で変わらずでしたが、以前より最高度厳格管理地域のエリアが減少しています。
(1)最高度厳格管理地域(ダークレッド・ゾーン)23都県:バンコク、カンチャナブリ、チャンタブリ、チャチュンサオ、チョンブリ、ターク、ナコンナーヨック、ナコンパトム、ナコンシータマラート、ノンタブリ、ナラティワート、パトゥムタニ、プラチンブリ、パタニ、アユタヤ、ヤラー、ラヨーン、ラチャブリ、ソンクラー、サムットプラカン、サムットソンクラーム、サムットサコン、サラブリ (2)最高度管理地域(レッド・ゾーン)30県:ガラシン、コンケン、チャイナート、チャイヤプム、チュムポン、チェンライ、チェンマイ、トラン、トラート、ナコンラチャシマ、ナコンサワン、プラチュアップキリカン、パタルン、ピジット、ピサヌローク、ペッブリ、ペチャブン、マハサラカム、ラノーン、ロッブリ、シーサケート、サトゥン、サケーオ、シンブリ、スパンブリ、スラタニ、スリン、アントーン、ウドンタニ、ウボンラチャタニ (3)管理地域(オレンジ・ゾーン)24県:クラビ、ガンペンペット、ナコンパノム、ナーン、ブンカーン、ブリラム、パンガー、プレー、パヤオ、プーケット、ムクダハン、メーホンソーン、ヤソトン、ロイエット、ラムパン、ラムプン、ルーイ、サコンナコン、スコータイ、ノンカーイ、ノンブアランプー、ウタラディット、ウタイタニ、アムナートチャルン 2021年10月16日付 ※変更は2021年10月16日以降適用されます
在タイ日本国大使館
また、ゾーン毎の規制措置についても変更されました。
最高厳格管理地域における主な規制措置は以下のとおりです。
(1)夜間外出禁止令(午後11時から翌朝午前3時までの外出禁止。10月16日以降、10月31日まで適用。それ以降については後日検討。) ※これまでは、午後10時から翌朝午前4時までが夜間外出禁止時間帯。 (2)飲食店、レストラン、映画館、劇場、百貨店、運動場、公園の営業時間の上限を午後10時とする。 ※これまでは、午後9時が営業時間の上限。 (3)コンビニエンスストアや市場の営業は、あらゆる商品の販売を認め、午後10時まで営業を認める。従来24時間営業をしているような店舗の営業開始時間は午前3時以降とする。 ※販売可能な商品及び営業時間の緩和。 (4)高齢者養護施設のデイケア・サービスの再開を認める。ただし、各都県の感染症委員会の許可およびこれらが定める防疫措置の履行が必要。また、職員はワクチン接種を完了し、利用者は抗原検査(ATK)により陰性証明を行うものとする。 (5)ホテル、商品展示場、会議場、類似施設について、午後10時を上限として営業を認める。運営者は防疫措置を実施し、利用者はマスク着用などの防疫措置の履行が必要。 (6)百貨店、コミュニティモールや類似施設内においての会議の開催、セミナーや催事について、午後10時を上限として実施を認める。運営者は防疫措置を実施し、利用者はマスク着用などの防疫措置の履行が必要。ただし、ゲームセンターや遊戯施設の営業は認めない。 (7)公共交通機関の運行は、過去の措置(CCSA決定事項第32号)から変更ないものとし、従来の輸送能力の75%を上限とし、乗客の物理的距離を確保するよう、運行時間、間隔を設定する。 (8)公園、運動場、ジム、フィットネス、他すべての運動施設について、午後10時まで営業を認める。 (9)遊興施設、娯楽施設、パブ、バー、カラオケ等は、当面営業を認めないものの、将来の営業再開に向けて、空調の改善や職員のワクチン接種等の準備を進めるものとする。 (10)事業所における最大限の在宅勤務を推奨する点について、変更なし。 (11)集団活動の上限を、50名未満とする。 ※これまでの上限は25名未満。
在タイ日本国大使館
主なポイントは夜間外出禁止令が午後11時から翌朝午前3時までに緩和されたことで、許可を受けた各ビジネスの営業時間が22時まで延長されたことです。早朝と夜の営業時間が延びたぐらいなので普段の生活にはあまり変化なさそうです。バーや娯楽施設は引き続き閉鎖となり営業が認められていませんのでお気をつけ下さい。
海外からの観光客にとって明るいニュースも入ってきています。
タイ政府は2021年11月1日からワクチン接種を完全に完了した旅行者を低リスクの国から隔離無しで受けるとして現在最終調整を行っています。現時点では日本が対象国に入るかは不明ですが、タイと時を同じくして日本の新規感染者数も減少していますしワクチン接種率もぐんぐん伸びているので低リスク国に入るのでは?と少し期待しています。これについては追って正式な発表があり次第またお伝えしたいと思います。
以下リンク先で現在のタイの状況をタイムリーに確認できます。
緊急事態宣言中の措置は状況により地域により随時変わります。ここに書いた情報も書いた瞬間に古くなり情報は常に更新されます。このような状況下においては二次情報ではなく信頼できる情報元から自身で最新の情報を得ることが重要です。情報過多の時代です。多くの情報を速く集めることに注目するのではなく信頼できる情報元からの確定情報に絞ることで誤った情報に左右されず落ち着いた行動ができます。
■在東京タイ王国大使館
・URL: http://site.thaiembassy.jp/jp/
現在も日本からタイへの渡航はさまざまな手続きが必要です。
渡航に関する情報は変更になることがありますので在東京タイ王国大使館のウェブサイトで最新情報を確認してください。
■外務省海外安全渡航情報
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※タイへの渡航を予定している方は日本政府による危険情報、感染症危険情報で最新情報を確認してください。
■たびレジ
・URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
※外務省からの海外安全情報をメールで受け取ることができます。長期滞在以外の短期滞在者の方も登録することができるのでぜひ活用ください。
■孤独・孤立及びそれに付随する問題でお悩みの方へ
外務省(領事局及び在外公館)は日本国内のNPO団体と連携し、在外邦人の皆さんが抱える孤独・孤立及びそれに付随するさまざまな問題に対してきめ細かく対応しています。悩みをお抱えの方々は、以下リンク先の団体窓口で日本語によるチャット・SNS相談等を受けることができますのでご利用ください。
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/life/info20210707.html
現在タイは国内全土を対象に適用している非常事態宣言を11月末日まで延長することを発表しています。
感染者数が減少傾向にありますがワクチン接種が完了しても外出時にはマスクの着用と手洗い消毒を励行し3密の回避、感染リスクの高いエリアを避けて感染予防に努めることを忘れずに続けましょう。では、また。