キーワードで検索
2022年、年の瀬に訪れた築地(関連記事)の新鮮な寿司ネタの魅力にも抗い難かったですが、ちょうど近くにある月島のもんじゃも捨て難いということで、築地で買い物を楽しんだあとは昼食をとるため、歩いて月島に向かいました。
隅田川のきらめく水面と高層ビルを眺めながら15分も散歩をすると、ちょうどメイン通りの裏側に出ました。
「もんじゃストリート」と書かれた「(月島西仲通り)」商店街の看板には、もんじゃ焼き店がこれでもか!というほどギッシリ並び、いやが上にも気分が高揚します。
平日の昼間ということと夕方からしかやっていない店もけっこうあることから、通りはわりとヒッソリしていました。
正面入口付近まで進んでからまた引き返しましたが、ときおり外まで行列のできる店もあり、入る店を決めるのはなんとも悩ましい限りです。
同じ通りに複数軒出店するチェーン店もあり、明るくきれいな店内に「元祖!」などと書かれたバナーを見るとついつい入りたくなってしまいますが、最終的にはいかにも昔からありそうな「(もん吉 西仲店)」に決めました。
6テーブルのみで、一見こぢんまりかと思いきや2階席もある同店は芸能界でもよく知られているのか、表の壁に有名人の写真がたくさん貼られていました。
味の決め手は、毎日築地から仕入れる厳選した新鮮な食材、秘伝の出汁(だし)
もん吉
だそうで、他店同様しっかりほかに2店も系列店があります。
イギリスにはない納豆が恋しかったので、同店人気度7位の納豆ねぎ生イカと、"月島もんじゃといえば“の第2位、明太もちチーズのもんじゃを頼みました。
きれいに盛られた見目麗しいどんぶりがドンと置かれましたが、あいにく焼き方がわからない。隣の席を密かに見ながら参考にしようと思ったものの、お隣さんも「こ、コレ、どうすればいいの⁈」と戸惑っている様子でした。
ちょうどそこへ現れた店員さん、隣のテーブルと並行して、私たちの分も手際よく焼いてくれました。
生地の”土手“を作ってそこに卵を割り入れ、2本の大きなヘラで素早く切りながら混ぜ合わせる手さばきは見事で、その様子もしっかり写真に納めさせていただきました。
もん吉ではもんじゃを食べる際、小さなヘラでこそげ取りながら食べたのですが、帰り際に入った総合案内所の動画から、私たちの食べ方はどうやら間違っていたことを知りました。
それによると、ヘラは上から押しつけながら生地をとり分けるようですが、私たちはスコップのように下からすくい上げるようにとっていました。
案内所の人は「それでも全然大丈夫ですよ」とは言っていましたが、これからはぜひ正当なやり方で食べてみたいです。また、商店街の看板にあった平日午後3時からあるらしい、「お買い物天国」というものも気になりました。