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マレー半島最南端にあるジョホール州ムアール(Muar)。
マラッカ海峡とムアール川(Muar River)の河口に位置するこの町はジョホール州で4番目の大きさであり、その名は「河口の深い淵」という言葉から由来しているとも言われています。
つい最近、ジョホールの王の町として宣言されたムアール(Muar)は、ジョホール州の王都(王の宮殿がある土地、帝都などともいう)なのです。このあたりは王制のあるマレーシアならではないでしょうか。
ムアール(Muar)市内の中心部は、マレーシアの他の歴史ある町と同様に1900年代初〜中頃のショップハウスなど戦前の建築群が並んでいます。
中心部を歩いていて気づいたのですが、通りごとにテーマカラーがあるようでパープル、ピンク、イエローなど基調となる色が異なっていました。
車でメインストリートを走るとものの数分で町外れに出てしまう決して大きくはないのですが非常に活気ある印象を受けました。
主な見どころはウォールアート、ストレートアートとも言われるミューラル・アート(Mural Art)群。
小さな路地なのですが両面に古今東西、マレーシアの文化などさまざまなテーマが通りの両側の壁に描かれています。
マレーシアではペナン島、イポー、クアラルンプール、マラッカなどの都市でこれらの壁画を見かけることも多く、町おこしや観光の目玉となっていることお多いようです。
色使いも南国らしく原色を大胆に使った派手な作品が多いので、SNSでも人気となっています。
市内中心部には10ヶ所前後のミューラル・アート(Mural Art)が描かれたスポットがあります。
徒歩で散策できるエリアなので、アート巡りをしても。
そして冒頭でもお伝えしたように、ムアール(Muar)は水辺の町でもあります。
マラッカ海峡に注ぐ河口付近にあるタンジュン・エマス公園(Tanjung Emas Park)は整備され川辺に沿って遊歩道が続く美しい公園です。
園内にも熱帯の木々が植栽され、緑あふれる遊歩道が設置されています。
また、キオスクもあり、軽食やスナックを売っているので休憩したり軽い食事をしたりすることも可能。
日陰の至るところにベンチも設置されていて、ゆっくりと休憩ができる市民の憩いの場となっています。
そして、河口にあるジェッティからは45分ほどのムアール川(Muar River)を遊覧するリバークルーズ船が発着しています。
※昼休憩が12:30〜14:30までとなっているので利用時間に注意。
タンジュン・エマス公園(Tanjung Emas Park)の先端部からはマラッカ海峡が見えます。
屋根付きガゼボ(屋根付きベンチ)に座ると心地よい風が吹き抜けていきます。
晴れた日は暑いのですが、日射しを避けることができれば南国らしさが感じられ心地よさが感じられます。
夕日の絶景ポイントとしても知られ、晴れた日は写真を撮りに来る人が夕涼みがてら訪れることで知られています。
何度かお伝えしていますがマレー半島西側はサンセットの絶景ポイントがあることで知られています。
オレンジ色に沈む夕日は必見なので、海沿いの街を訪れ、時間に余裕があればぜひ海岸まで行ってみてはいかがでしょうか。
(撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止