キーワードで検索
マーケットとひと口に言っても、実にさまざまな種類があります。各地で開かれる生活に密着した生鮮品や食品中心の市、曜日やイベントごとに開かれる市、アンティークマーケットなどがあります。中でもヨーロッパにいる醍醐味を感じられるのが蚤の市だと思います。ベルギーの主な公用語、フランス語で”Brocante”、オランダ語では”Rommelmarkt”と言います。
さて、まずはブリュッセルを代表する、ジュ・ド・バル広場の蚤の市です。ここの特徴はなんといっても、毎日開催されることです。品揃えの良さ、にぎわい共に、週末が勝るようです。取扱商品は、全て中古品です。家具から、アート、本、電気製品、衣類、アクセサリー、食器やキッチン周りの雑貨、おもちゃやインテリア雑貨も揃います。
販売は様々な形態で行われています。棚やテーブルに商品が並べられてるお店から、引越し荷物の段ボールを置いてるだけのようなお店もあります。それら段ボールの中から、意外なものが出てきたりするので、宝探しの気分で隅々まで見ると良いかもしれません。値引き交渉をしてみるのも楽しいでしょう。また、お店によっては終了間際に大幅値引きすることもあるそうです。
日本人の訪問者が多いのは、旅行者にとって、毎日開催されているので予定に加えやすい。また、ブリュッセルにお住まいの日本人も多いことが上げられます。
追加情報として、もしジュ・ド・バル蚤の市でお目当てが見つからなかった場合のおすすめがあります。ジュ・ド・バル広場の西方向、坂を上がっていくとHaute通り(Rue Haute)に出ます。この通りには、ブロカンテ系統のお店が軒を連ねています。特に、お洋服のセカンドハンドはとっても多いです。街並みも素敵ですので、足を伸ばしてみるのもおすすめです。
ブリュッセルから電車で40分、アントワープからは1時間弱の距離にある古都ゲント。東フランドル地方の中心都市で、ゲント大学もあり、大きな都市ながら、意外と知られていないと思います。歴史的建物と運河が美しく彩るゲントの街でも蚤の市は毎週開かれています。
場所は街の中心の北東にある、聖ヤコブ教会(St.Jacobskerk)の周りです。古都ならではでしょうか、古くて珍しいものがたくさん出ていました。
更に、近隣の情報を追加します。聖ヤコブ教会から、レイエ川のある西方面に向かって進むと、大きな金曜広場(Vrijdagmarkt)があります。そこでは地元の野菜や生鮮食品、できたてのお惣菜や、国際色豊かな食材まで、豊かなラインナップの市が開かれます。金・土曜日だけですが、蚤の市とセットで出かけるのもおすすめです。