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軽自動車で地球半周中のフーフです。
2023年3月、ボスニア・ヘルツェゴビナで、キャンプ場めぐりをしています。
日本人には馴染みのないボスニア・ヘルツェゴビナですが、どこにあるかご存知ですか?
イタリアのヴェネツィアから南東へ500kmほど、クロアチアと接しています。ギリシャの北の方、と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
死ぬまでに行っておきたいような観光地はなさそうですが、物価が安くて嬉しいです。ヨーロッパから流れてきたボクらには、天国のようです。
カフェの紅茶は、3兌換マルク(約214円。以下BAMと表記。2023年3月のレート。以下同様)
昼食によく食べる「チェヴァプチチ」と呼ばれるハンバーグは、6BAM(約400円)でお腹いっぱいになります。
ボスニア・ヘルツェゴビナのお気に入りのグルメは、羊や豚を丸焼きするレストラン。
店先で焼かれている尾頭付きの羊や豚は、豪快BBQ!
残酷なような気がしなくもないのですが、見るだけでお腹が空いてきて、ヤギさんブタさんごめんなさい!
首都サラエヴォから北西に35kmの町、ヴィソコ(Visoko)。
2006年にピラミッドが発見され、ヒーリングと癒しを求める人に人気です。
キャンプ場は、住宅街にありました。
キャンプサイトは、車が6〜8台並べばいっぱいになりそうな庭です。
オーナーのお母さんがひとりで切り盛りしていて、親戚の家を訪ねたようなアットホーム感。
ウェルカムドリンクに、ビールをいただきました。
トイレ・シャワーは、ふたつずつ。お母さんのお掃除が行き届いていて、綺麗です。
キッチンは建設中。
スーパーマーケットは徒歩圏内。隣がパン屋さんなので、いつでも美味しいパンを食べられます。
パワースポットのピラミッドまで、2.5km。
エジプトのピラミッドより古いとの噂なので、霊験あらたかなエネルギーを授かるかもしれません。
ちなみにこのピラミッドは学会には認められていないとのことで、イギリスのストーンヘッジを真似て石を並べたり、「とんでも観光地」としても人気です。
上の地図を見てください。
左右に伸びる点線は、国境線です。
ボクらが泊まったキャンプ場は、ボスニア・ヘルツェゴビナにありますが、ボスニア・ヘルツェゴビナの構成体のひとつであるスルプスカ共和国にいるとも言えるのです。
詳しい経緯は自分で調べていただくとして、セルビア系の人が多く住み、イスラム色が薄い地域です。
キャンプサイトは、普通の民家。
オーナーは、庭に車は6台も駐車できるというけれど、6台もキャンピングカーが並んだらテーブルを広げるスペースはないんじゃないだろうか?
トイレ・シャワーはひとつしかないので、オフシーズンにおすすめです。
旧市街まで3.5km。観光にいいロケーションです。
遊園地まで徒歩5分なので、お子さんが喜びます。
キャンプ場は、ボスニア・ヘルツェゴビナのボスニア・ヘルツェゴビナ側です。
モミジロ森林公園の横にありますが、普通の地味な住宅街です。
駐車場で車中泊しました。
トイレ・シャワーは建物の中にあります。
裏庭に、オーナーが手作りした三角形のバンガローが2棟。
シングルベッドがふたつに小さなテーブルがひとつあるだけですが、窓からサラエヴォ市内を見下ろせます。
バンガローの前にプール。
トランポリンやブランコもあります。
オーナーファミリーは、フレンドリーで世話好き。
目があうたびに、コーヒーを淹れてくれます。
ボスニア・ヘルツェゴビナのコーヒーはトルコ式で、鍋に水とコーヒーの粉を入れて煮たものです。
ボクはあまりコーヒーの味に詳しくないのですが、普通のコーヒーと同じ味だと思います。
おやつにいただいたお菓子は、ハート型。
裏山の頂上まで、徒歩5分。
オリンピックのボブスレー会場となったトレベヴィチ山を正面に望み、眼下に広がるサラエヴォ市。
ボスニア・ヘルツェゴビナと聞けば紛争や虐殺といった言葉が浮かび、いまでもアパートメントの壁に銃弾の跡が残っていますが、意外にのんびりとアウトドアを楽しめる平和な国です。
ぜひ、レンタカーを借りてキャンピングを楽しんでください。
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次は、モンテネグロに向かいます。
アドリア海に面したキャンプ場で、ビーチ三昧します!