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【海外キャンピング】ボスニア・ヘルツェゴビナのキャンプ場は住宅街? 普通の家の庭でアウトドアを楽しもう!

旅々、沈々。

旅々、沈々。

特派員

更新日
2023年3月26日
公開日
2023年3月26日
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物価が安い!400円でお腹いっぱいになります

軽自動車で地球半周中のフーフです。
2023年3月、ボスニア・ヘルツェゴビナで、キャンプ場めぐりをしています。
日本人には馴染みのないボスニア・ヘルツェゴビナですが、どこにあるかご存知ですか?
イタリアのヴェネツィアから南東へ500kmほど、クロアチアと接しています。ギリシャの北の方、と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
死ぬまでに行っておきたいような観光地はなさそうですが、物価が安くて嬉しいです。ヨーロッパから流れてきたボクらには、天国のようです。
カフェの紅茶は、3兌換マルク(約214円。以下BAMと表記。2023年3月のレート。以下同様)
昼食によく食べる「チェヴァプチチ」と呼ばれるハンバーグは、6BAM(約400円)でお腹いっぱいになります。

パンのなかに、親指くらいの細長いハンバーグ「チェヴァプチチ」が数本入っています。少し塩辛いけど、生玉ねぎに合います。

ボスニア・ヘルツェゴビナのお気に入りのグルメは、羊や豚を丸焼きするレストラン。
店先で焼かれている尾頭付きの羊や豚は、豪快BBQ!
残酷なような気がしなくもないのですが、見るだけでお腹が空いてきて、ヤギさんブタさんごめんなさい!

骨付き肉1kgで35〜40BAM(約2507〜2865円)。

親戚のおばさん家に泊まるような、普通の家の庭でキャンプ!

正面の建物は、オーナーの家。左隣はトイレ・シャワー。
施設名
AutocampiCamp
住所
MuleHodžić,Visoko71300
ウェブサイト
https://tapqo.co/icamp/
料金
40BAM(約2,896円/電気代込み)2人/車1台
サービス
Wi-Fi無料

首都サラエヴォから北西に35kmの町、ヴィソコ(Visoko)。
2006年にピラミッドが発見され、ヒーリングと癒しを求める人に人気です。
キャンプ場は、住宅街にありました。
キャンプサイトは、車が6〜8台並べばいっぱいになりそうな庭です。
オーナーのお母さんがひとりで切り盛りしていて、親戚の家を訪ねたようなアットホーム感。
ウェルカムドリンクに、ビールをいただきました。

サラエボのビールSarajevska。クセがなくて、喉越しサイコー!

トイレ・シャワーは、ふたつずつ。お母さんのお掃除が行き届いていて、綺麗です。
キッチンは建設中。
スーパーマーケットは徒歩圏内。隣がパン屋さんなので、いつでも美味しいパンを食べられます。
パワースポットのピラミッドまで、2.5km。
エジプトのピラミッドより古いとの噂なので、霊験あらたかなエネルギーを授かるかもしれません。
ちなみにこのピラミッドは学会には認められていないとのことで、イギリスのストーンヘッジを真似て石を並べたり、「とんでも観光地」としても人気です。

遊園地の近くに、見晴らしのいいキャンプ場を発見!

施設名
Olywood
住所
R446ZlatnaDolinaBBi,Sarajevo
ウェブサイト
https://olywood-one.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral
料金
40BAM(約2,896円/電気代込み)2人/車1台
サービス
Wi-Fi無料

上の地図を見てください。
左右に伸びる点線は、国境線です。
ボクらが泊まったキャンプ場は、ボスニア・ヘルツェゴビナにありますが、ボスニア・ヘルツェゴビナの構成体のひとつであるスルプスカ共和国にいるとも言えるのです。
詳しい経緯は自分で調べていただくとして、セルビア系の人が多く住み、イスラム色が薄い地域です。
キャンプサイトは、普通の民家。
オーナーは、庭に車は6台も駐車できるというけれど、6台もキャンピングカーが並んだらテーブルを広げるスペースはないんじゃないだろうか?
トイレ・シャワーはひとつしかないので、オフシーズンにおすすめです。
旧市街まで3.5km。観光にいいロケーションです。
遊園地まで徒歩5分なので、お子さんが喜びます。

わが家のオススメは、高台の絶景キャンプ場。プール付きです。

オーナーとコテージと猫。
施設名
BungaloviLana
住所
Sarajevo71000
ウェブサイト
https://bungalovi-lana.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral
料金
30BAM(約2,172円/電気代込み)
サービス
Wi-Fi無料

キャンプ場は、ボスニア・ヘルツェゴビナのボスニア・ヘルツェゴビナ側です。
モミジロ森林公園の横にありますが、普通の地味な住宅街です。

未舗装道路の突き当たりの灰色の家です。

駐車場で車中泊しました。
トイレ・シャワーは建物の中にあります。

柳の木の下に、BBQ台があります。

裏庭に、オーナーが手作りした三角形のバンガローが2棟。
シングルベッドがふたつに小さなテーブルがひとつあるだけですが、窓からサラエヴォ市内を見下ろせます。
バンガローの前にプール。
トランポリンやブランコもあります。

プール開きは5〜10月。

オーナーファミリーは、フレンドリーで世話好き。
目があうたびに、コーヒーを淹れてくれます。
ボスニア・ヘルツェゴビナのコーヒーはトルコ式で、鍋に水とコーヒーの粉を入れて煮たものです。
ボクはあまりコーヒーの味に詳しくないのですが、普通のコーヒーと同じ味だと思います。
おやつにいただいたお菓子は、ハート型。

甘くなく、爽やかな味。いくらでも食べられそう。

裏山の頂上まで、徒歩5分。
オリンピックのボブスレー会場となったトレベヴィチ山を正面に望み、眼下に広がるサラエヴォ市。

右手手前の白い建物は、カタールの大使館です。

ボスニア・ヘルツェゴビナと聞けば紛争や虐殺といった言葉が浮かび、いまでもアパートメントの壁に銃弾の跡が残っていますが、意外にのんびりとアウトドアを楽しめる平和な国です。
ぜひ、レンタカーを借りてキャンピングを楽しんでください。

次は、モンテネグロに向かいます。
アドリア海に面したキャンプ場で、ビーチ三昧します!

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