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世界中に店舗があるマクドナルド、KFCといったファストフードチェーンは、その国にローカライズしたメニューがあることで知られています。
マレーシアでは国民食と言われるナシ・レマ(Nasi lemak)がメニューになっていたりします。
日本でも北欧アイテムで人気のイケア(IKEA)。
クアラルンプール周辺に2店舗あり、いつも賑わっています。
※もちろんイケアにもナシ・レマはメニューにあります!
特にカフェやフードコートはいつ訪れても行列ができていて、ランチやディナーの時間帯にはほぼ満席といったことも。
またフード・マーケットの軽食コーナーでは、ホットドッグ、ソフトサーブ(ソフトクリーム)などが日本同様に低価格で提供されていてこちらも行列ができています。
ところでマレーシアはイスラム教の国であるため公的な場所で提供されるものはハラル(イスラム教で「許されたもの」)認証が必要となります。そのため食品に含まれる原材料などに規定があり、例えば酒類や豚肉由来の素材は使用することができません。
また、中華系の仏教徒やインド系のヒンドゥ教徒などは菜食主義の人も多いので植物由来の食品が多いのも特徴です。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、ココナッツジェラートです。
マレーシアではココナッツは料理から飲み物までよく使われる食材です。
特にマレーシア伝統料理の食材としてもこの時期に欠かせません。
スウェーディッシュ・レストラン(Swedish Restaurant)で提供されているプラントベース(植物由来)のココナッツジェラート100ml/RM7.5(約225円)。フード・マーケット(Food Market)では473ml/RM34.5(約1035円)も販売されています。
成分表示を見るとココナッツミルクとアーモンドミルクが使われています。
味自体はココナッツが香るクリーミーなアイスクリームといった食感でコクがあります。
ココナッツウォーターの場合、シャーベットにしても意外とあっさりとした味なのですが、ココナッツミルクを入るといい感じに濃い味わいになっています。
よく言われる「南国の味」や「匂い」がしてきます。
甘味には砂糖だけではなく天然甘味料の羅漢果(らかんか)が使われているようです。
ところでフタをあけて裏が返すと、何か入っています……。
実はここに木のスプーンが収納されていました。
このあたりのデザイン性はさすがといったところではないでしょうか。
現在ラマダン期間中のマレーシア。イケア(IKEA)でもHari Raya Aidilfitri(ハリラヤ・アイディルフィトリ)を控えたアイテムが登場しています。今回フード・マーケット(Food Market)で購入したのはパイナップル・タルト(Pineapple Tart)でRM16.9(約507円)。パッケージのデザインもハリラヤっぽさがあります。
見た目のかわいらしさだけではなく、サクサクとした食感とパイナップル餡のバランスがよく、日持ちもするのでこの時期にマレーシアを訪れているならばばら撒きみやげにもオススメです。
スウェーディッシュ・カフェ(Swedish Cafe)ではティガ・ラサ・フラッペ(Tiga Rasa Frappe)という、マレーシアスイーツで鉄板のマンゴー、パンダン、ココナッツの3種類(tigaはマレー語で3を意味する)の素材を使ったフラッペが登場。
香り、甘さ、素材のバランスでマレーシアを表現したような味に感心しました。
街中でありながら、口の中に熱帯マレーシアの南国らしい雰囲気が広がります。
期間限定であればもう一度ぐらい飲みたいと思います。
北欧のイメージのイケア(IKEA)ですが、以前の記事でご紹介したペトロナス・ツインタワー(Petronas Twin Towers)のウォールクロック などマレーシアらしいアイテムもある穴場的な面もあります。おみやげ探しなどを兼ねて、足を運んでみてはいかがでしょうか。
(撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止