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¡Hola! コロンビア特派員の、Saeです。
4月1日前後から、「イースター」と呼ばれる
キリスト教徒、カトリック教徒にとって、とても大切な期間が始まりました。
イースターと聞くと、うさぎと卵のシンボルを思い浮かべる人もいると思いますが
ここコロンビアでは、3月の終わりから4月の2週目の日曜日あたりまで
学校などはお休みに入り、「セマナサンタ(直訳で、聖なる週)」と呼ばれています。
ちなみにうさぎと卵は、コロンビアではあまり一般的ではありません。
セマナサンタは、日本で言うゴールデンウィークのようなもの。
多くの人は、レジャーや旅行に出かけ、各地で様々なイベントが開催されます。
私が生徒たちに「セマナサンタには何をする予定?」と聞くと、
「旅行する」「特に何もせず家にいる」と言っていた人に加え、
「神に祈る」と回答をした人も多くいました。
キリストは処刑された後、復活されたと言われており、
セマナサンタはそれをお祝いするための週。
カトリック教徒たちにとっては、
セマナサンタはクリスマスかそれ以上に、非常に大切な期間なのです。
最近はコロンビアでも、
特に若い人たちを中心に敬虔なカトリック教徒は減っているようですが、
それでもやはり教会に行ったり、なにかあるごとに十字を切ったりしている姿はよく見かけ、
この国のメインの宗教はカトリックであることが
生活しているととても良くわかります。
なお、この期間は,
特定の日にキリストの死を連想させる肉を食べることを避ける以外は、
クリスマスや北米の感謝祭などのような、特別な食べ物などはないようです。
とりわけ、私の住むボゴタは高地で気温が低く、
また山に囲まれた内陸地であるため、
ホリデーに出掛ける際には、やはりカリブ海を臨むビーチリゾートが人気のようです。
この記事で書いた、サンタマルタはその一つ。
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3000781/
今回、この記事につけている写真も全て、サンタマルタのものです。
(セマナサンタ期間に行ったわけではないのですが)
海を眺めながら、またはホテルのプールでのんびりしながら
ハンモックに揺られながら…など、灼熱の太陽を浴びながらホリデーを楽しむ、のは、
コロンビア人も大好きです。
また、ボゴタから数時間車で走れば、
海はないものの、常夏または常春程度の気候のところに行けるため、
そこまで遠出をしなくても、
赤道付近らしい気候とプールを楽しむことができます。
コロンビアのLCC社だったUltra Airが破綻し、
そこで航空券を購入していた人たちが、飛行機がなく困っているというニュースがありました。
下記記事によると、このUltra Airは
セマナサンタ期間中のフライトのために6万人分ものチケットを販売したものの、
現在フライトを実施していません。
そのため、コロンビアの最大手航空会社Aviancaが
同じく超人気ビーチリゾート・サンアンドレス間の便に対し、
その救済をする発表が先日なされました。
ただし、それにも限界があり、せっかく楽しみにしていた休暇を、
泣く泣くキャンセルせざるを得ない状態になってしまう人も多いのではないかと思います。
https://www.eltiempo.com/economia/sectores/ultra-air-estas-seran-las-medidas-de-alivio-para-pasajeros-755560
日本の休暇期間と同様、残念な事故や事件が多く発生するのは、
コロンビアの休暇期間も同じ。
出掛ける人も家にいる人も神に祈る人も、
良い時間を過ごして、元気に戻ってこられることを祈ります!
¡Qué tengan buena Semana Santa!
¡Chao!