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【コロンビア】日本ではなかなか出会えない朝ごはんメニュー・タマーレス

ロンドノ宮内 紗恵

ロンドノ宮内 紗恵

コロンビア特派員

更新日
2023年4月25日
公開日
2023年4月25日
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¡Hola! コロンビア特派員のSaeです。

以前、こちらの記事で
日本でも簡単にできるコロンビアの朝ごはんメニューをご紹介しました。
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3001935/

今日は、こちらでもちらっと触れた、
コロンビアの朝ごはん超定番メニュー「タマル」をご紹介します。

タマル?タマーレス?

「タマル」と言ったり「タマーレス」と言ったりしていますが、
どちらも同じもの。
「タマーレス(tamales)」は「タマル(tamal)」の複数形です。
ちなみに「タマル」の発音は、日本人がふつうに読むと
「タ」のところにアクセントが来ると思うのですが、スペイン語の発音では
「マ」のところにアクセントが来ます。
「食べる」と同じイントネーションです。

さて、「タマル」とは、とうもろこしの粉を使った料理です。
とうもろこしと言えばメキシコのタコスが有名ですが、
コロンビアを含む多くの中南米では、このような
とうもろこしの粉を使った料理や食材が非常に多くあります。

タマルは、とうもろこしの粉を練って生地にし、
中に鶏肉、お米などの具を入れてバナナの葉で包み、長時間蒸して作ります。
具は、お店や地域によっていろいろですが、
鶏肉、豚肉、お米、人参などの野菜が少し入っていることが多いですね。
タマルは多くの場合、パン屋さんで売られているのですが、
店頭にこのような大きなお鍋が置いてあり、そこで蒸しています。

比較対象がなく、大きさが分かりづらいですが、161センチの私の胸のあたりまで高さがあります。

タマルのお味は?

さて、気になるそのお味ですが、実はとてもシンプル。
たぶん、味付けは塩しか入っていないと思います。
濃いめの味が好きなコロンビア人でも、特別にソースをかけるということもありません。

ちなみにタマルを食べるときにはほぼ必ずと言っていいほど
chocolate(チョコラテ)
を飲むのがコロンビア流。
chocolateはいわゆるホットココアで、
こちらもコロンビアの朝ごはんやおやつタイムの定番です。
このコンビネーションになった理由は、コロンビア人たちもよく知らないようですが

「ごはんを食べるならお味噌汁もほしいよね」

という日本人の感覚に近いのかもしれません。

タマルは、パン屋さんの店頭で食べることもできますし、
お持ち帰りもOK。
注文すると、あの巨大なお鍋からあっつあつを出してくれます。

昆布みたいに見えますが、これがバナナの葉です。

ちなみにこの「タマル」は、
クリスマスにも食べられるんです。
これもなぜなのかはよくわかりません。

コロンビアに来たら、朝ごはんはぜひパン屋さんで

ホテルに泊まると、朝ごはんがついてくることがありますよね。
それも手軽でいいのですが、
ぜひ一度は、地元のパン屋さんに行ってみてください。
コロンビアのパン屋さんはパンだけでなく、
このような朝ごはんメニュー、デコレーションケーキやかわいらしいクッキーなど
スイーツ類も豊富ですので、早朝のパン屋さんはとてもおもしろいはず。
パン屋さんとは言え、小麦粉がだめな人でも食べられるメニューはたくさんあるので、
気になるメニューを、いろいろ注文してみてくださいね。

それでは。
¡Chao!

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