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オーストラリアは18世紀に移民が移り住んできたため、国独自の食べ物は発展しにくかったと言われていますが、スイーツに関してはオーストラリアならではのものがいくつかあります。(いや、ニュージランド由来だ!という議論も多いですが)
その中でも今回紹介したいのが「ラミントン (Lamington)」というお菓子です。
ふわふわ甘くて日本人の口にも合いますし、現在は東京の一部の地域でもじわじわと人気も出ているようですよ!
ラミントンというのは、ふわふわの四角いスポンジケーキにチョコレートがコーティングされていて、その上からココナッツがまぶされているお菓子です。
時々生クリームやいちごジャムが挟まれていることもあります。
諸説ありますが、オーストラリアがイギリスから独立する1901年までクイーンズランド州の総督を務めたラミントン卿のシェフが発明したというのが有力です。
ともかく、ラミントンはオーストラリア各地のスーパーマーケットやベーカリーで売られる人気のお菓子になりました。
そして、今回ラミントンにスポットを当てて紹介しようと思ったのは、最近オーストラリアでも新しい形のラミントンが普及しつつあると思ったからなんです。
2020年頃、シドニーの有名スイーツ店のシェフ2人が考案した『東京ラミントン』のラミントンは、抹茶味やゆず味など日本風なフレーバーの他に、ポップコーンやティラミス、パブロバなど、ユニークなラミントンを生み出しました。
現在はシドニーのニュータウンとビクトリア州のメルボルンに店舗があり、人気を博しています。
考えてみれば、なぜラミントンは今まで基本的にチョコレート味しかなかったのか不思議なくらいなのですが、今までもたまに面白いラミントンを見かけることはありました。
それを2つほど紹介しますね。(そのお店に毎回売られているかは保証できませんが、参考までに)
シドニーの中心部からわりと近いサリーヒルズという地域に、ローカルに人気でいつも混んでいる日系のカフェ『Cafe Kentaro』があり、以前見た抹茶のラミントンが濃厚でとてもおいしかったです。
ここのメニューは日本風の洋食といった雰囲気もあり、日本人にも「おいしい」と定評があります。
そして、ポルトガルコミュニティーが集まシドニーのインナーウエストの町ピーターシャムのカフェ『Sweet Belem Cake Boutique』で、ポルトガルラミントン (Portuguese Lamington) というのも見つけました。
ポルトガルのお菓子にはよくかスタードクリームがよく使われるようですが、このラミントンにもたっぷりとカスタードクリームとチョコレートが入っています。
他にもオーストラリアでは、ラミントン味のお菓子が時々発売されることがあります。
期間限定のラミントンチップスはちょっと微妙でしたが、ラミントン味の倍ロンベイクッキーなどもあるので、そういった味はお土産に良いかもしれませんね!
他にオーストラリアのスイーツは何があるのかは、以前記事にしているので食べて欲しいオーストラリアのスイーツ4選を見てみてください。